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11/15 夢

作者: みどり茶

僕はなぜか集合住宅横の駐車場にいた。霧のかかった夜で少しばかりの街灯しかなく、異様に暗くどんよりとしていた。

ふと空を見ると変わった形の雲があることに気付く。人間の顔のような可笑しい雲だったので写真でも撮ろうかと思った直後、遠くから僕の名前を呼ぶ母親の声が聞こえた。声のする方へ駆け寄っていくが、途中で謎の浮遊感に襲われて走れなくなってしまい、そのまま自分の身体が何かに吸い込まれていく感覚に陥った。


気がつくと自室のベッドの上だった。今まで見ていた光景は全て夢なのだと理解したが、戻ってきたはずの現実に違和感を覚えた。

暗すぎる部屋には、夜のはずの窓の外からとてつもなく白く眩い光が点滅して差し込んでいる。それは外から部屋が照らされてるのではなく、外の世界が全て照らされてるような強い光だった。

それと同時に、どこからか″ブオオオン″という空気の揺れるような激しい音が左耳に飛び込んできた。それには誰かの悲鳴まで混ざっていた。

この時点で僕はとてつもない恐怖に襲われ、先ほどの駐車場の夢を思い出し母親に電話をかけようとするが、意思に反して手はぴくりとも動かなかった。これは悪い夢なのだと頭では理解したが、心臓の鼓動が速くなり、自分の呼吸が荒くなっていくのがはっきりと聞くことができた。


気がつくと自室のベッドの上だった。

時間は夕方でまだ少し外は明るかった。

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