表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
季節高校生  作者: GORO
第1章
12/99

ぎこちない

挿絵もいれてみました。

よかったら感想おねがいします。

挿絵(By みてみん)


現在、十時三十分。


鍵谷は今、腕時計に視線を向けながら、


「こない」


青筋をたてていた。


今日のために色々おしゃれやら何やらと、頑張りまくった鍵谷なのだが。


前回の体育での際、賭けで普通なら負けていた鍵谷だったのだが、皆から声により(特に女子からの)何故か鍵谷の勝ちになっていた。



「…………うー」



考えてみれば藪笠には理不尽な思いをさせてしまったのだろう。


(で、でも!このチャンスを逃すわけにはいかなし……)


悩みに悩み。そして、





よし!!っと握り拳を作り、


(頑張れ、私!!)


一人ただただ待つのだった。








現在、十一時三十分。






「………アイツは」


藪笠はわなわなと震えた拳を手にし。

そして、









「アイツはいつまで待たせるんだぁぁ!!!」



怒号がその場一体に響き渡った。



藪笠は今、待ち合わせの広場に立っている。

約束の場所は間違っていない。


そう、藪笠は…。



「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」



荒い息を吐く藪笠。



待ち合わせからもう一時間は過ぎている。

…考えたくはなかったが、


「まさか、アイツ……」





藪笠は思う。







「隣の広場と間違ってるわけないよな……」








藪笠は携帯を取り出し、電話帳から一人の名前を探す。






そして、目当ての名前。






『島秋』という名前に電話をかけた。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ