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プロローグ

最後まで読んでいただければ嬉しいです!

面白く描ければと思ってます!

いつからだろう。

戦場で銃声が永遠と続き、今にも数多くの命が失われようとしていた。


「敵はneoだ。確実に2対1の動きを続けろ。」


「「「ラジャーー!」」」


一人、また一人と敵が倒れていく。

あとは残りわずか。

前線を上げすぎていた味方2人がやられるが、そこを見逃さずカバーを入れる。

3対2の場面。

こちらが有利だ。


「足音がしない。残り2人はどこにいったんだ?」


「まだ待て、キーは目の前にある。絶対に甘えるな」


ジリジリと制限時間が経過していく中で、沈黙が続く。

来い、来い、来い…!

銃に弾を入れ直し、ストックが終わった瞬間。


タッタッタッ


微かに入った足音。


「来た!Aに1枚!キーに向かってる!」


咄嗟(とっさ)の判断で隠れていた体を出し、敵を発見する。

だが、こちらの場所も知られていたのか、弾が当たり瀕死になるが後ろに待ち構えていた味方に助けられる。

3対1。


「これは勝てるんじゃないか?」


「バカ、余裕こいてんじゃねぇ!残ってるやつが本命だろ!」


タッタッ


先程と同じ方向からの足音。

決まった。

これで俺たちの優勝は決まりだ!

自信に満ちた動きで勢いよく相手に飛び込んでいく。


いた!ラストはおれが頂くぜ!


弾を発射しようとした瞬間、足元に丸いものがあるのを確認する。

これは…!

気がついても遅かった。

手りゅう弾の爆発で身体が飛ぶ。

2対1


「バカが、あれだけ言ったのに。俺らは確実にいくぞガンゾー」


「大丈夫だ任せろ。あいつの位置はわかってる」


残り時間30秒を切った。

そろそろ動きがあるはずだが、なぜ出てこないんだ。

残りが20秒を切ろうとしたとき、壁の向こう側から弾の嵐がぶつかってきた。


「……!!」


「ガンゾー!しゃがめ!」


気がついた頃には遅かった。

1対1

緊張で手汗が吹き出す。

足音がゆっくりと近づいて来る。

タッタ

まだだ。

タッタッタ

まだだ。

タッ


「うおおおおおおおおお」


キーがある場所へ確実に足音が重なった瞬間。

男は飛び出した。

敵は目の前にいる!

俺の方がADSが速い!

弾を相手に1発当てた時だった。

前にいたはずの敵が消え、真横からの追撃。

振り向く暇も無く倒れた。


「なんだ今の動きは…」


「くぅ〜つえーな!」


「さすが”元プロ“ですね」


「レベチ〜」


それを見ていた仲間が相手への賞賛を述べていた頃、

自分たちの画面上には”LOSE”の文字が映し出されていた。

第1回AJB杯決勝戦。

チームRex対チームneo_Gamingの戦いは、チームneoの勝利で幕を閉じた。

(のち)にこの戦いは多くに語り継がれ、多くの憧れを奪い、多くの人が希望を持った試合となった。

ここから始まるのはFPS好きの男女のお話である。








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