昼休み
ロウさんと別れて借りた部屋に戻る途中
「ジンさん、清掃の時ってなにかスキルを使ってたんですか?」
「あぁ、一応【魔力察知】を使いながら危険物がないか確認してたんだ、そしたらゴミにも微弱な魔力があったからそれが固まってるとこを探したら、やたら細かいとこまで入ってやってただけだよ」
「よく【魔力察知】でそんなことが出来ると思いましたね、そういう発想ができないと自分だけのスキルを見つけられなそうですね」
「まぁ発想次第で思いもよらないコンボができるから色々考えるのもいいと思うぞ」
そんな話をしてると部屋に着いたので昼飯を食べつつ他のメンバーを待つことにする。
10分ほど経って全員戻って来たので一息着いたら情報交換をする。
「こっちは普通に清掃したがその担当の人に困ってそうな人を聞いたら教えてくれた」
ロウさんから聞いた話を皆にきかせる
「さっそく見つけて来たのね、頼もしいというかなんというか…しかし料理系ならキキの出番よね、お願いできるかしら?」
「はい、もちろん、というか行くつもりでいましたし、あとは直接話を聞いたジンさんも行かないわけにはいかないんじゃないですかね?」
「そうね、ジン君もお願い」
「ラジャ、料理は詳しくはないけどできるだけやってみるよ、他の皆は何か聞いてないの?」
「まだ確証のある話はないわね、噂話程度はあるけど…」
「そういうのがトリガーになってることもあるかもしれませんし、調べたほういいかもしれませんね」
「そうね、そうしてみるわ。他の人はどう?」
「俺らのほうは解体工事の進捗が悪いってのくらいだな、パワー系のメンバーはこっちでもいいかもな、まぁ素人が口出すなと怒られるかもしれないが」
「その時はその時ね、無視するよりはいいはずだし」
「それもそうだな、パワー系の午後はそれでいいか」
「生産系も基本人手が足りてないみたいっすね、素材とか納品依頼が大量に出てたっすからね」
「じゃあそっちはノーマン、アシャーレ、チェリンにお願いするわ」
「ウッス!」
「今の所はこんなとこかしら?手が空いてる人は各自の判断で情報収集やお手伝いをするってことでいいかしらね?」
アリナさんが確認し、皆が肯定したとこで話し合いは終了する
「じゃ、教えてもらった食事処にいくか」
「はい、どんな料理してるか確認出来るのも楽しみです」
キキに話しかけ、件の食事処に向かうことにした




