誘い
サージから突然クラン結成の誘いを受けて
「クランか、組むのはやぶさかじゃないんだがクランホームとかないと駄目じゃないの?クランホームは通常のホームエリアより高くて金貨1枚は必要とから聞いたんだけど」
「結成自体はホームがなくても出来ることはできるんだ、ただホームエリアがないと多少不便ってだけで。それに金貨1枚と言っても人数で割れば一人頭は銀貨1000枚くらいで済む」
「充分高いって、俺は銀貨100枚でも苦労してるってのに」
「まぁクランホームは後で考えてもいいんだ。クラン向けの依頼とかもあるし、組む事はメリットだと思うぞ。デメリットは人間関係だが今まで組んだりしてるから問題はないだろ?」
「まぁ今まで普通にPT戦こなしてるしな。というか誰を誘うつもりなんだ?」
「この場にいる7人とノーマン、チェリン、アリナだ、これで最低必要人数の10人は揃うからな、あとは様子みて追加も考えるって感じでな」
「クランマスターとサブマスは誰にするんだ?言っておくけど俺はそんな柄じゃないぞ?」
「一応アリナをマスターで言い出しっぺの俺がサブマスでもいいんだが戦闘系のメンバーで固めるのもまずいかと思ってサブマスに生産系の誰かと俺って考えてる」
「ならサブマス二人にしちゃえばいいんじゃないか?重要議題はきちんと全員に意思を確認することは徹底しなきゃ駄目だろうけどさ。つうか他のメンバーは了解取れてるのか?」
「いや、今初めて話したからな。皆も良ければって話だ」
「なら本格的に動くのは皆の了解取れてからにらすれば?俺は結成するなら参加させてもらうつもりだけど参加しないメンバーがいれば結成できないんだし」
「そうだな、 まずはここにいる皆はどうだ?」
「僕はむしろ参加させてもらいたいです」
「俺も参加させてもらうぜ」
「私もお願いしますー」
「私はアリナが参加するなら参加しようかしらね」
「私は会ったばっかですけど参加させてもらえると嬉しいです」
「ここにいる皆は参加してもらえるみたいだな。ならあとは他の三人にも聞いてみるぜ、結論がどっちでも連絡はするから待っててくれ」
「わかったよ、クランの名前とか候補はあるのか?」
「それはまだ決めてないな、結成する時に皆で考えることにするか、皆も考えてみてくれよ」
「あいよ。連絡待ってるよ。それじゃこれでお開きにするか、キキ今日はありがとな」
「こちらこそありがとうございます。いい経験ができました。私も連絡お待ちしてます」
そうして俺達は食事を終えてそれぞれ別れてログアウトした。




