食後
目標を聞かれて答えると
「あーホームエリアか、確かにほしいよな。でも高いよなー賃貸なら安いけどやっぱり自分で使うなら買っちゃいたいよな」
「あぁでも平均で銀貨100枚だからな、高くてなかなか手を出せないよ。安いとこもあるんだろうけど、そこでケチるのもなんか嫌だしな」
「そうだな。長く使うだろうし、ケチっちゃいけないとこだろうな」
「あぁ、あとは俺は工房とは言わないがちょっとした作業場がほしいからな」
「ああ、お前はスクロール作ったりするもんな個室代もバカにらならんし、いちいち借りるのも面倒だからか」
「そういうこと、あとはマジックアイテムを銀貨100枚で買える可能性があるからそれだなぁ。スキルもグレードアップしたいけど道筋すら見えてないな」
「スキルもか、お前はかなり≪オリジンスキル≫が特殊だが大分使いこなしてると思うんだが、なにかまだ組み合わせを思い付いたのか?」
「【換装術】を【転送術】に出来ればなと思っててさ、でも絶対に時空間系の魔法かスキルが必要だろ?だから道筋がまったく見えてないってこと」
「あー確かに【転送術】になったら面白そうだな、欲しいってのはわかるわ。でも時空間系魔法なんか上級も上級じゃね?」
「だよなぁ。ま、今のとこの俺の目標ってことだな。そういうサージや皆はなんか目標ないのか?」
「俺はまずお前みたいに俺だけのスキルの組み合わせを見つけたいな。≪オリジンスキル≫が【盾】だからなかなか思い付かないでなぁ。カウンター系とか狙ってみるかな」
「僕は≪オリジンスキル≫は【調薬】ですからね。オリジナルの薬の作成ですかね。【錬金術】も覚えれましたし、そろそろ何か挑戦してみてもいいかもと思ってます。」
「懐かしいな、最初は俺は【トランプ】をバカにしたんだよなぁ。今じゃあの時の自分の目の節穴さを笑ってやりたいぜ。俺は【両手剣】だが漠然とやりたいのは剣を変型させるのとかいいな、両手剣が突然二又の槍に変わるとかな。これだとスキルじゃなくて装備の機能になっちまうのかな、対応するスキルは必要そうだけどな」
「私は目標だった【魔法剣】が少しとはいえ使えるようになったんでそれの強化ですかねー、ヒントが意外なとこにあったりするから、マテラさんのとこに行って以来色々さがしちゃってますよー。次の目標は二刀流とか斬撃飛ばしとかがロマンですねー」
「私は【格闘】だけどどうしようかしらね。一応スキルはそれなりにあるけどシナジーを考えてない、単品みたいなものなのよね、防具無ダメージとか出せたらいいわねぇ」
「私は【料理】ですけど【包丁術】と組み合わせると実は弱点が見えたりするんで結構戦えたりしますね。あとは【解体】とかあるともっと効果上がりそうですね」
それぞれ目標というかこれからやりたいことなどを教えてくれる。
「ならさ俺達でクラン作らないか?」
そんなことをサージが言い出した




