実食
キキが料理を持って来る、これはしょうが焼き風に料理したのか。
「どうぞ召し上がってください。」
「じゃあ頂くな、いただきます」
手を合わせて感謝してたべはじめる
「うまっ!?確かに豚肉に似てるんだけど違うとこも確かにあって、とにかく美味い!これがジェネラルの肉なの?」
「いえ、それは普通のオークの肉ですよ?」
「本当に!?オークでこれならウォリアーやジェネラルのはもっと美味いのかな?」
「どうですかね?強いから美味いってわけじゃないでしょうし。でもオークでこれなら僕も期待しちゃいますね。」
確かに強さと上手さが直結するとは限らないな、期待しすぎちゃダメだと思うけどどうしても期待してしまう。
「これがウォリアーの肉ですよ。通常種より歯ごたえがあると思いますよ」
キキが次の料理を持ってきてくれる。これはとんかつかな、早速食べることにする
「これも美味い!確かに歯ごたえはあるんだけど簡単に噛みきれて食べやすくていいな。」
「本当に美味しいですー。お米がないのが本当にもったいないですー。」
俺もそう思う。ここにお米と味噌汁があれば完璧だった。今度機会があれば探してみようかな。
「さぁ次はメインのジェネラルの肉のトンテキですよ。牛の霜降り肉の脂っこさがないイメージですかね」
そう言われてジェネラルのステーキが運ばれてきた。匂いだけでも美味しそうだ。そのままフォークで口に運び
「うーまーいーぞ!いくらでも食べれそうなくらいに美味い!ソースを変えるだけで何種類もの味や風味が楽しめそうだ。」
「ほんとにな!こんなに美味いとは思ってなかったぜ!」
「全くだ!これなら定期的に食べたいくらいだな!」
「これはオークの見た目からは考えられないくらい上品な味だわ。今までのも充分美味しかったけど一線をかくすわね。」
「素材がいいですからね。少し味見のために食べただけでもウォリアーとジェネラルは美味しいってのがわかりましたから。」
「いやいや、素材が良くても調理の腕がないと宝の持ち腐れだよ。本当にキキと知り合えてよかったと思うよ。」
「私もこんな素材扱えるのはまだまだ先だろうなと思ってたから凄い助かりますよ、こちらこそ知り合えてよかったです。」
そんな話をしてキキが今いるメンバーとフレンド交換をしたあとにデザートを持ってきてくれて食べている最中にサージが
「そういやジンはこれからどうするんだ?なんか目標とかあるのか?」
と聞いてきたので
「一応はな、まずはホームエリアがほしい。あとはお金を貯めてウェスティンの町の魔道具屋でマジックアイテムが買えるらしいからそのお金稼ぎだな」
と答えたのだった。




