帰還して
スタットの町に戻ってきた俺達は取り敢えず打ち上げをしようという話になった、それというのもドロップにオークの肉が出ていたからだ。
「ドロップにオーク、ウォリアー、ジェネラルの肉あるし、誰か料理プレイヤーに調理してもらうか?」
ちょうど肉も入手出来たので料理してもらおうかと考えていたが
「まずはギルドに行く方がいいんじゃない?受領証がなくても倒した証明になるはずだし。オークはともかくジェネラルってまだ見つかってなかったモンスターの可能性もあるし」
「そうなんですか?初心者ダンジョンに出てくるくらいだから前線では見つかってるのかと」
ミニアスさんの言葉に俺は驚いて聞き返していた。
「えぇ。一応これでも結構情報は集めてるけどウォリアーとジェネラルははじめて聞いたわ。」
そうだったのか情報はゲーム内の情報交換でしか調べてないから知らなかった。
「じゃあまずはギルドにいってみますか。最悪売らないで肉貰うつもりで。皆もくる?」
俺が聞いてみると皆で来るようだった。
ギルド到着し、空いてるカウンターで買い取りを頼むことにする
「こんにちわー素材の買い取りお願いしますー」
「は~い。どうぞー」
「これなんですけど」
そう言ってインベントリから取り出したのは
オークの肉×25
オークウォリアーの肉×5
オークジェネラルの肉×2
だ。一応オークの肉を5個、ウォリアーとジェネラルの肉を一個ずつキープしておく
「拝見させていただきますねって、これは!?少々お時間よろしいですか?」
そう言われたので
「はい、大丈夫ですよ」
「ありがとうございます。別室に案内しますのでそちらでお待ちを」
「はい、待たせてもらいます。」
そう言って案内された部屋にはいると一緒に攻略したメンバーも全員集められていた。
「よう、お前もやっぱり呼ばれたか、ジン」
「サージか、それに皆も?」
全員頷いて肯定する
ちょっとすると部屋の扉が空いて
「よう、待たせたな。」
ギルドのサブマスのフェクトさんがはいってくる。
「フェクトさんお久しぶりです」
「お?おー!お前らなのかオークジェネラルの肉を持ち込んだ奴ってのは」
「ええ、そうですけど何か問題が?」
「それを確かめるために呼んだんだ。単刀直入に聞くがお前らそれ、どこで手に入れた?」
「どこと言われても初心者ダンジョンに隠し通路があって、そこのボスを倒したら手にはいったとしか…」
「あぁ、あそこからなら問題ないか。これが町の近くとかだと問題だった。」
「そうなんですか?」
「あぁジェネラルがいると近場にキングがいる可能性も高いからな、キングになるともう災害みたいなもんでな、それを警戒してたんだ。」
「なるほど、取り敢えず町の近くにいたわけてはないので安心してください。」
「ありがとよ!しかしあのダンジョンでオークに会う場所は一つしかないのによくたどり着けたな?その辺聞かせろよ。」
興味があるのかそういって聞いてくるのだった。




