ソロ挑戦
「さてと…どこまできるかなっと」
とりあえず俺は【魔力察知】で警戒しつつダンジョンを進んでいたがやはりゴブリンは魔力はそんなに大きいわけでもないらしく3体のゴブリンに囲まれていた。やばいかな。ま、やるだけやってみよう。まずはこの前作って使わなかったほうのデッキで
「手札開示!スプリット!」
クラブの10とダイヤの10でスプリットを発動させゴブリン2匹に<ストーンバレット>と<ウインドカッター>を発動させる。レベルがあがってINTも上がった影響か2匹とも一撃で倒すことができた。
さらに
「<ファイア>!」
【四大属性魔法】で詠唱をしていた<ファイア>も残りのゴブリンめがけて発動させる。
「グギャァァァァ!!」
最後のゴブリンも断末魔をあげ、粒子になって消えていく。
「予想以上に楽に狩れたけど、やっぱ魔力察知じゃ厳しいか…。でもまぁ隠し通路の方を期待してセットは変えずに行こう。」
そう決めて進んできたが2Fに降りる階段の奥に【魔力察知】に反応があった。
「お、反応ありか。二つ反応があるな…。とりあえず罠があったらやだなぁ…でも入れ替えてる時に襲われても嫌だけどスキルを入れ替えてる時に襲われるのも怖い、アクティブが4つまでってのが地味にきついな、そこの取捨選択が楽しい部分もあるんだけどさ。ま、このままやってみるか、死に戻りしたって構わないつもりできてるんだしな。」
そう結論づけて二つの魔力反応を調べることにした。
調べてみるとと鍵がかかってる扉とスイッチで魔力の波長も同じだとわかった。
「これたぶん、スイッチと扉が連動してるんだよな。他に【魔力察知】に反応はないし、警戒は怠らずに押してみるか。」
そう結論づけて、スイッチを押したら扉のロックが解除されたので進むもうとして扉を開けると
ヒュッッッ!!と音がして矢が飛んできた!
「うわっ!!」
俺は咄嗟に避けたが完全には避けきれずに矢にかすってしまった。すると矢に毒が塗ってあったのか毒の状態異常になっていた。
「マジか!手札換装!」
とっさに手札にハートの2を持ってきて<キュア>を発動させる。
よかった。キュアのスペルスクロールつくっておいて…
「ってどういう仕掛けなんだよ…」
そう思い扉を進み見てみると
「2段階の仕掛けってマジかい…」
確かに扉とスイッチは連動していたがそれは鍵だけで他に仕掛けがあった。扉は押して開くタイプの扉でその扉が開く先に別のスイッチがあった。こちらは【魔力察知】に反応しないのでただのギミックなんだろう。そして扉が開かれるとそのスイッチが押される仕掛けでおそらく連動して毒の矢が飛んでくる仕掛けなんだろう。
「くっそ油断したのもあるけど地味に意地悪いな。このダンジョンの制作者!まぁ無事で済んだからいいけどさ。とりあえず進むか…。」
俺はそう一人ごちて先に進むことにした。




