ホームエリアの相場
料理プレイヤーの屋台を離れた俺は次はホームエリアの事を知ろうと思い、探してみることにした。不動産屋的な店かNPCでも増えてないかなと探してみたら、見つかった。
見るだけでも入って大丈夫かな?ほぼ冷やかし確定なんだけど…まぁ行ってみるか。
中に入ると
「いらっしゃいませー!ホームのご購入ですか?」
と店員さんに声をかけられる
「いえ、まだそこまで資金がなくて…目標にするのに相場でも教えて貰えればなと。」
「そういう事ですか。かしこまりましたー!どうぞこちらにお座りください。」
そう言って着席を促されたので座ることにする
着席すると
「今回は相場の確認ということでしたがお望み等はありますか?」
「そこまでこだわりはないですけど出来れば作業スペースと寝室とあって別々の部屋になってればってくらいですね。」
「それなら平均すると銀貨100枚程度ですね。作業スペース付きとなると賃貸はなかなかありませんので。」
「銀貨100枚ですか…なかなか厳しいですね。」
「家ですからね。作業スペースがなければ賃貸で10日で銀貨1枚程度なんですが」
「やっぱ作業スペース付きになると高いんですねぇ。」
「そうですね。工房タイプとかはもっと高くなりますよ。クラン用になると最低で金貨1枚からですね。」
「そいつは俺には雲の上みたいな金額ですね。当面は作業スペース付きの銀貨100枚を目指そうと思いますよ。」
「それがいいかも知れませんね。その時をお待ちしてますね。」
「はい、色々ありがとうございました。」
そう締めて不動産屋から出た俺はお金稼ぎも兼ねて依頼をこなそうとしたがやはりスタットでら初心者用の依頼が多く実入りは少なそうだった。
「あ、そういえば初心者ダンジョンってソロでクリア出来るかな?」
初心者ダンジョンは前に4人でクリアしたけどソロで挑戦はした事なかったな。やってみるか。
「そうと決まればアクティブのセットはどうしようかな。【トランプ】【四大属性魔法】【換装術】は確定として…【罠術】と【魔力察知】をどっちにしようかな…ダンジョンアタックならやっぱ【魔力察知】かなぁ。隠し通路とかも見つかるかもしれないしな。」
そう決めてアクティブスキルをセットするのだった。スクロールは前のシークレットクエストの時に作ったのがまだあるからそれでいいか。
「よし、いくぞ!」




