戦果
[レベルがあがりました。ボーナスポイントを1ポイント振り分けてください]
[【トランプ】がレベル8になりました。フォーカードが解放されました。]
[【換装術】がレベル5にあがりました。]
[【罠術】がレベル4にあがりました。]
[【水属性魔法】がレベル5にあがりました。]
と戦闘終了後のシステム通知がきたことで戦闘が完全に終了したことがわかった。ボーナスポイントはやっぱINTだな。
「まずは捕縛を。手も足も縛ってアイテム等も使えないようにしたほうがいいかな。」
「そうね。そうしたほうがいいでしょう。あとは奥に部屋があるみたいだけど調べていく?」
「そうですね。毒の証拠とかもあるかもしれませんし、罠に注意して、調べてみましょう。一応捕縛したボスや錬金術士が目をさましても鎮圧できるように戦闘系の人たちは何人か見張りをしてもらってもいいですか?」
「おう、まかせておけ。探索は苦手だしな。あとはアタッカーも一人くらいは残ってほしい。」
「なら俺が残ろう鈍重な戦力は探索に必要ないだろうしな」
とサージとユースが残ってくれる。
見張りを二人に任せて奥の部屋を調べていく。ボスの部屋だけあってでかい部屋になっていて宝箱もあった。宝箱も気にはなるがまずは毒の原料などがないかが優先だ。きっちり調べよう。
そうしていると
「毒の原料ぽいものがありました。草とか液体とかフラスコとかは盗賊に必要とは思えないです。」
とアシャーレが見つけてくれた。さすがに【調薬】スキル持ちだな。よく発見してくれた。
「お、やった。それも持って帰ろう。あとは目ぼしいものあったら奪っても問題ないんだっけ?」
「そうっす。盗賊の貯めてるお宝とかはその盗賊団を倒したメンバーの裁量で持って行って平気っす。」
「じゃあ、調べてみるか」
そう決めて部屋を物色すると鉄製の武器がいくつかとお金と【錬金術】スキル獲得の書がみつかった。
鉄製の武器は使用できる人で分け他の人はお金をもらうことにした。【錬金術】の書は【調薬】スキルもちのアシャーレに渡すことになりアシャーレはお金の分配を辞退した。
「本当にいいんですか?僕が【錬金術】の書を貰って?たぶんこれ中級クラスのスキルですよ?」
「欲しいっていう人がいないならいいんじゃないか?この中で【錬金術】をこなせるようになるのはアシャーレくらいだと思うし。なぁ皆?」
一応もう一回聞いてみるが皆異論はないようだった。
「ありがとうございます。いつかお返しできるように頑張ります」
「よし、じゃぁ捕縛した奴らをギルドまで連れていくか。すごい目立つけど…どうにもならんよなこれ…。」
「そうね。町に連れていくならどうにもならないと思うわ。なんで先にギルドにだれかもどって連絡して人を連れてきてもらうのがいいと思うわ。」
とアリナさんが提案してくきてくれたので
「じゃぁそれでいきましょう。誰に行ってもらうのがいいかな。」
「言い出しっぺだし、私が行くわ。」
そう言ってアリナさんがギルドに連絡をしに行ってくれることになった




