準備完了
準備をしに皆がいくのを見送って俺もこの別室で準備を始めることにする。
今回はさっきスクロールにしてなかったので危ないことになったために全属性をスートに対応してつくっておこう。ハートは【水属性魔法】、クラブは【土属性魔法】、ダイヤは【風属性魔法】スペードは【火属性魔法】で振り分ける。そのうちクラブとダイヤはまだ魔法を一つしか覚えてないので迷うことはないが、【水属性魔法】と【火属性魔法】は正直迷う。特に直前にあんなことがあったので【水属性魔法】は迷ってしまう…。とりあえず毒があることが判明してるので<キュア>を2~8の7枚、9に<アクアプロテクション>、10に<アクアボール>、J~Aには<ヒール>をいれておこう。
【火属性魔法】は2~6の5枚に<アタックアップ>、7~9に<ファイア>、10~Kに<ダブルファイア>、Aに<ファイアランス>かな…。ジョーカー2枚は今回は<キュア>にすることにする。それを4セット作り終わると
[【風属性魔法】がレベル2にあがりました。新しい魔法が使用できるようになりました。]
[【土属性魔法】がレベル2にあがりました。新しい魔法が使用できるようになりました。]
[【魔法付与<スクロール>】がレベル5にあがりました。]
[【スクロール作成】がレベル5にがりました。]
とシステム通知がきた。
すぐに新しく使えるようになった魔法を確認すると
【風属性魔法】は<スピードアップ>、<エア・ダッシュ>の二つでバフ系だった。
【土属性魔法】は<ストーンウォール>、<ディフェンスアップ>の二つで壁を作る魔法とバフだ。
トランプが1デッキ、ノーマル状態であまっているので残りの1デッキには新しい魔法もまぜてセッティングしていく。ハートとスペードはさっきと変わらず。クラブとダイヤはバフ系をストレートフラッシュで発動できるようにセッティングしよう。
ダイヤとクラブの2~6に<エア・ダッシュ>、<アクアプロテクション>、<スピードアップ>、<アタックアップ>、<ディフェンスアップ>をそれぞれ封じていく。そしてクラブの8,9には<ストーンウォール>、10~Aは<ストーンバレット>を、ダイヤの8,9に<エア・ダッシュ>、10~Aに<ウインドカッター>を設定した特別仕様のデッキだ。持っていたMPポーションは使い果たしたがこれでスペルスクロールの準備は終了だ。
アクティブにするスキルは
【トランプ】
【換装術】
【水属性魔法】
【罠術】
としておく。
【土属性魔法】と【風属性魔法】のレベルは上げたいが今回は集団でのクエストなので我慢しよう。
そんなこんなで集中して準備をしてたら俺のスクロールの制作の仕方を知らないメンバーが。
「へーそういう風に作ってるんですね。しかもトランプをスクロール化してから魔法付与とかなかなか手間がかかってますね」
そんな風にカーセが聞いてきた。
「カーセか、もう準備できたのか?」
「えぇ、ジンさん以外はもう皆準備おわってここにいますよ?」
「ありゃすまん、きっちりと準備したかったもんで時間かかっちまった。じゃぁいくか?」
「おう、そうするか。トランプの使い方もしれてよかったぜ。」
とユースも準備は万端のようだ。
そのほかのメンバーも準備はできたようだな。
「ま、他の奴には内緒にしてくれよ?じゃ、出発するとするか」




