装備は大切です
チェリンさんと別れた後に<猫の夜目>にやってきた俺、スカイ爺いるかな
「こんにちわー。スカイ爺いますかー?」
「お主か。大会みておったぞ、なかなか戦えておったではないか。」
「あ、見られちゃったんですかちょっと恥ずかしいですね。」
「そんなもんかの。まぁよい。して今日は何用じゃ?」
「もちろん買い物ですよ。トランプ5セットお願いします。」
「またトランプか、まぁお主の戦い方では仕方ないかの。それにしてももうちょい高価なもんも買ってほしいとこじゃのう。」
「って言っても、俺に合うようなので面白いアイテムあります?予算が銀貨1枚しかないんですけど。」
「さすがに銀貨1枚だといいもんはないのう…銀貨100枚ほどならマジックアイテムもあるんじゃが…。」
「銀貨100枚だとしばらくは買えないですね…。稼ぐにしても時間かかっちゃいますし。」
「まぁそうだのぅ。しかたない買ってくれるだけましということにしておいてやろう。して、ジンよ。お主だいぶ経験を積んだみたいじゃが力不足も感じておるじゃろう?」
突然スカイ爺がそんなことを言ってくる。なんのことを言ってるのかはわからないが初級スキルだけいっぱいになってきてそろそろ中級スキルくらいはほしいなとは思っていたが、そのことだろうか。
「はい、大会でも負けましたし、力不足を感じてはいます。とは言えどうすればいいかも想像もついてないんですが。」
「そうじゃのう。【土属性魔法】と【風属性魔法】をもう少し経験を積んだらまたくるとええ。そうしたら一つ教えてやろう。」
【土属性魔法】と【風属性魔法】をもう少しレベルあげてこいってことかな。
レベリングもするつもりだったし、あがったらまたこよう。
「わかりましたもう少し経験を積んだらまた来ますのでその時はお願いします」
「うむ、まっておるぞ。トランプは銅貨50枚になるぞ。」
「ではこれで」
銅貨50枚を渡す。
「たしかにもらったぞい。ではまたの。」
「はい、また。」
そう会話をして<猫の夜目>から退出して、次は武器屋と防具屋にむかう。
武器屋にたどりつくと
「ジンさん、久しぶりっす!」
「ノーマン久しぶり、大会はどうだったんだ?」
「1回戦は勝てたっすけど、2回戦でまけたっす!」
「そうかーやっぱ生産職には厳しいのか?」
「そうっすね、まだ生産系以外のスキルに手を出しにくいってのが痛いっす。やっぱ戦闘系スキルがあるとなしじゃ大違いっすから。もうちょい戦闘系スキルをとれるようになってくると違うと思うっす。ジンさんは買いものっすか?」
「確かに生産職の皆は戦闘系スキルはまだ最低限の人が多いだろうしなぁ。あぁ俺も今回の大会で装備は重要だと思ってな。とりあえず防具を見に来たんだけど金属って魔法阻害するんだっけ?てか金属系装備
でてきてるのか?以前聞いたときは鉱石すら見つかってないって話だったが」
「最近はちらほらとでてきてるっす。今は銅が最新の鉱石ですかね。ここの店でも買えますよ。魔法の阻害は確かにあるっすね。」
「となると俺は金属系はやめておくかな…スクロールメインとはいえ自前でも打つことあるしな…。」
「そうっすね、そのほうがいいと思うっす。」
「じゃぁちょっと店の中みてみるわ。またなノーマン」
「またっす!」
挨拶をして店を物色していき1部位5000銅貨ほどの予算で防具を見てみる。そうすると
旅人の靴 防御力+3 耐久 300 7000銅貨
魔樹の籠手 防御力+4 耐久 300 4000銅貨
の二つを見つけることができた。予算はオーバーしているが他によさそうな装備もないから買って身に着けてしまおう。
残り2950銅貨ほどになってしまったな。お金がいくらあっても足りないなとおもいながら依頼をうけるべく次は冒険者ギルドにいくことにした。




