イベントのない日々
ーーーオンリーユニークスキルオンラインをはじめます。
PVPイベントが終わってから依頼をこなしながらお金と経験値を稼ぐためにログインしてたある日、運営からアップデートがあることが告知された。内容はホームエリアの導入と満腹度の実装らしい。
それをみながら
「満腹度の実装か、料理とかを確保しなきゃいけないのか…まぁでもリアルさを追及するなら無しってわけにもいかないか。リアルで苦手な料理スキル取得を目指すのもいいけど、まぁ生産を本格的にやるつもりはないし、流れで取れたらくらいでいいか。ホームはほしいなぁ。スペルスクロール作る時の出費バカにならないし。まぁまずはスキル獲得の書物使っちゃおう」
そういいながら届いたイベントの参加賞と人気投票5位の景品のスキル獲得の書物でスキルを取っていく。
取得するスキルも決めてあるのでさっさと取得する。
「【風属性魔法】と【土属性魔法】っと。これで四大属性はコンプだな。あとは中級とかにスキルとかに上位属性があるかだなぁ。どんな魔法があるか確認しないとな。」
使える魔法を確認すると【風属性魔法】は〈ウインドカッター〉、【土属性魔法】は〈ストーンバレット〉だった。レベル1の時点だと基本的な魔法なんだな。今までの経験からすると2でバフ系、4で基本の強化等か。レベル4【水属性魔法】の〈キュア〉はイベントだと出番なかったんだよな。状態異常の回復だったからな。まだ毒薬とか出てないしな。
「あー、またトランプのセット見直さないとかな…でも最初はスキルレベル上げも兼ねて普通に土と風を使うか。」
そんな事をしてたらチェリンさんからフレンドメッセージがきたみたいだ。
『こんにちは、頼まれてた服ができました。時間がある時でいいので連絡ください。』
との内容だった。イベント直前に頼んだのにもう出来たのか、ありがたい。すぐに行く事を伝えて待ち合わせ場所に向かう。
待ち合わせ場所にいくとまだチェリンさんは来てないみたいだった。3分ほどしてチェリンさんが到着したようで小走りでかけてくる。
「すみません、お待たせしました。」
「全然まってないから大丈夫だよ。イベント直前に頼んだのにこんなに早く仕上げてくれてありがとね。」
「いえ、ジンさんの大会の様子みてたら失礼ですけど装備があればもう少し勝てたかもとか思っちゃってそしたら作ってました。」
「俺も思ったりしたから気にしないでいいよ。」
「ありがとうございます。じゃこれが今回のモノです」
蜘蛛絹糸の服 防御力+5 耐久500
となっていた。
「外套より防御力高いね。ありがとう。これ代金ね。チェリンさんは大会どうだった?」
そういって5000銅貨を渡す。イベント終了から地道に稼いでどうにか銀貨2枚は確保していたので5000銅貨渡す。
「ダメダメでした。【弓矢】スキルがあってもやっぱ戦闘慣れしてる人相手だとうまくいきませんね。はい、確かに頂きました。ありがとうございます。」
「また素材手に入れたらお願いね。」
「はい、手さえ空いてれば引き受けますよ」
「ありがとう。じゃあまたね」
「はい、また」
そう言ってチェリンさんと別れて〈猫の夜目〉に向かうとしよう。




