和解
昨日は23時の更新できずにすみません。そして話がすすまない…
1時間の休憩が宣言されて休んでいた俺のとこにユースがやってきていた。
「さっきも言ったがバカにしてすまなかった。改めて謝罪する。この通りだ。許してほしい」
といって頭を下げてきた。
「いいよ、気にしないでくれ。はたからみたら確かになんで選んだか疑問だろうしな。」
そうすると横にいたサージも気になっていたのか
「実は俺も気にはなってた。なんでトランプなんか選んだんだ?」
隠す事でもないのでトランプを選んだというよりトランプになってしまったという事を答えた。
「なるほどそれならトランプになるのも納得だ。でも大分使いこなしてるみたいだな。ジンの登録スキルに【火属性魔法】はなかったよな?なんで俺との戦いの時には使えてたんだ?」
「簡単な理由でさ。俺は実はトランプをスペルスクロールとして使ってるんだ。んで俺は自分でスペルスクロールを作れるから先に作っておいた。それだけだよ。さらにはトランプは矢とかが何本一枠になるみたいな感じ1デッキで1アイテム扱いになるみたいなんだ。」
「それってかなりのアドバンテージじゃないか。単純にスクロールが54枚あるって事だろ」
「あぁそうなるな。でも54枚全部把握するのは大変だし、探すのにも一苦労するんだぜ。」
そこまで話すと二人ともピンと来たようで
「あぁただから【換装術】があるのか。【罠術】も実際戦闘で役にたってたな。全ての効果が作用しあってていいな。」
「ユースだってバランスいいじゃん。重量武器の弱点カバーしててさ。」
「カバー出来てるだけだからな。ジンみたいに高めあってはいないからな。これからはそういうのも狙っていきたいぜ。」
「スキル合成がいつ出来るかだよなぁ、そろそろ出来てもいいと思うんだけどな。」
「そうだよなぁ。まぁこれからの楽しみだな。それはそれとしてジンは大会頑張ってくれよ?俺に勝ったんだし。簡単に負けられちまったら悔しいからさ。」
「つってもなぁ、もう隠し玉はなくなっちまったからなぁ。もう油断してくれるやつもいないだろうし厳しいかもな。」
「そうなのか、それなら仕方ない。」
そんな話をしてるとサージが思い出したように
「そういえばさ、なんかサーバー毎にベストバウト人気投票をやるみたいだぜ。ジンはそっち狙えそうじゃないか?」
「狙えるとしてもネタ枠だろ。これからの上位の戦いは激しさ増すだろうし、派手になってくるさ」
「かもしれないな。そういや次の相手はどんな奴なんだ?」
「名前はカーセていう奴らしい。登録スキルは【片手剣】【盾】【風属性魔法】【土属性魔法】らしい、 魔法剣士ってとこだろうけど魔法剣みてみたいな。」
「まだ【魔法剣】スキルは見たことないな。でも擬似的なのはできそうだな。お、そろそろ休憩時間が終わるな。じゃあまたな。」
「俺は負けたし。見学サーバーにでもいくか。じゃあな、頑張れよ」
そういって二人とも去っていく。
新しい手札はあるが隠し玉はもうない。どこまで戦えるか楽しみにして俺も3回戦を待つとしよう。




