イベント告知
俺たちが狩りを終えて帰ってきたところで
『オンリーユニークスキルオンラインをお楽しみの皆さまに運営チームからご連絡いたします。サービス開始からいくばくかの時間がたちまして、それぞれのスキルをお楽しみいただいてることかと思います。そんな中で今週末に運営で初の運営イベントの開催を決定いたしました。内容はプレイヤー同士の対戦となっております。レベル帯ごとに登録できますので奮ってご参加ください。上位者には賞品等があり、参加だけでも参加賞も用意してあります。詳しいことは各自に送られてるいるメッセージをご確認ください。では引き続きオンリーユニークスキルオンラインの世界で自分だけのスキルをお楽しみください。』
とワールドアナウンスがあった。
「お、イベントだってよ。参加賞ももらえるし参加するしかないな、こりゃ」
サージがそんな風に言っている
「初級とはいえスキル獲得の書物もらえるなら参加一択だよなぁ。まぁ俺は上位どころか1回勝つのもきついだろうけどな。」
「そうですか?ジンさんはうまく戦えば結構戦えそうですけど。スクロールと自前の魔法で手数多いですし。」
「装備が貧弱だからね。ま、負けるつもりで戦うつもりはないから出たとこ勝負だね。とりあえずギルドに報告しにいこうか。」
「そうしましょうか。20匹もかれたからそれなりに実入りがいいといいんですが。」
「金はいくらあっても足らねぇからな。」
ギルドに向かいがてらPVPイベントの詳細を確認するとレベル帯で分かれていて個人戦で
ノービスクラス レベル1~5
ビギナークラス レベル6~10
ミドルクラス レベル11~20
ハイクラス レベル21~30
となっていた。
それで思い出して俺はさっきの戦闘が終わってきていたシステム通知を確認してみたところ
[レベルが6にあがりました。ボーナスポイントが1ポイント振り分けられます]
[【水属性魔法】がレベル4にあがりました。新しい魔法が使えるようになりました]
[【換装術】がレベル4に上がりました。]
とレベルがあがって6になっていた。ポイントはINTに振り分ける。ビギナークラスになるのか…レベル6だとだいぶ不利っぽいなぁ。幸い今日は月曜だし週末までにレベル上げがんばるか。
「俺はビギナークラスにでるけど二人はどうなるんだ?」
「俺もビギナーだな。」
「僕もビギナーです」
どうやら二人ともビギナークラスらしい。
「じゃぁ対戦することもあるかもな。そうなったらお互い全力でやろうな。」
「もちろんだ。手抜きなんかしたらつまんねぇしな!」
「僕も全力で相手させてもらいますよ!」
そんな会話をしながら歩いてたらギルドについたのでそこで解散してそれぞれで依頼の報告をした。
10匹条件で2000銅貨の報酬のとこ20匹狩ってきたが報酬は単純に倍額とはいかず3000銅貨だった。それに糸以外の素材を売却して今回は4000銅貨の収入という感じだった。スタットの町にいたころと比べものにならない稼ぎだが物価も上がってるので全然貯まる気がしない俺だった。
蜘蛛の糸は10個ほど増えていた。ドロップ率は5割ってとこか…100個まであと78だな。週末までには貯まるといいなぁと思いながら今日はログアウトするのだった。
ジンのステータス
レベル5
STR 14+1
INT 11+4
AGI 20
DEX 25
VIT 10+1
MND 9
LUK 11
スキル
【トランプ】≪オリジンスキル≫ Lv5
【スクロール作成】Lv4
【火属性魔法】Lv5
【水属性魔法】Lv3
【魔法付与〈スクロール〉】Lv4
【換装術】Lv3
所持アイテム
トランプのスペルスクロールデッキ1[49]
トランプのスペルスクロールデッキ2[54]
トランプのスペルスクロールデッキ3[54]
粗末な盾×1
トランプデッキ×6
蜘蛛の柔糸×22
MPポーション×5
装備品
骨のナイフ [装備中]
初心者のナイフ
狼皮の外套[装備中]
所持金
4930銅貨




