散策
ーーーオンリーユニークスキルオンラインをはじめます。
昨日町を散策してギルドとスカイ爺の魔道具屋〈猫の夜目〉を見つけた、俺は今日は武器屋や防具屋に向かっていた。地図をみながら歩いて武器屋にたどり着くとここの武器屋は防具屋と鍛治場も併設されているようだ。もしかしたらノーマンもいるかもしれないな。
武器屋の中にはいり売ってる品物を確認してみると最低で銅貨2000枚からだった。俺には手がでないな。
そうしてると声が掛けられた。
「ジンさん、買い物っすか?」
「ノーマンか、あぁ合うのがあればとおもったんだが相変わらず持ちあわせがなくてな。依頼を受けて稼いでからだな。あ、そうだ前にダンジョンで手にいれたボスが使ってた剣と盾どうする?ノーマンが使わないならギルドで売っちゃうけど」
「剣は鋳なおして精錬に使えるのでほしいっす。100銅貨でどうっすか?」
「相場もわからないし、それでいいぞ」
「あざっす!」
ノーマンに剣を渡し、代金を受けとる。これで1050銅貨か、スカイ爺に何かを教えてもらうのに銀貨3枚だったな。こう思うと遠いな。
「ノーマンはしばらくここで教えてもらうのか?」
「うっす。スタットの町の親方からの宿題もありますし、鍛治に必要なことはどんどん覚えていくつもりっす」
「そうか。頑張れよ。また一緒に依頼行こうぜ」
「もちろんっす!時間があえばいつでも呼んでくださいっす」
そうノーマンと会話をして武器屋をあとにし併設されてる防具屋にいく。
「そういえばギルドで蜘蛛の糸が服の素材になるって言ってたな。どれくらい必要か聞いてみよう」
手が空いてる店員さんがいたので声をかける。
「すいません、少しいいですか?」
「いらっしゃいませ。はい、どうしましたか?」
「蜘蛛の糸は服の素材になるって聞いたんですがどれくらい必要になるか、わかりますか?」
「確かに素材になります。しかし大量に必要となってきます。一着につき100個の糸が必要になってきます。とても手間が掛かりますから私達としては既製品を購入することをオススメします」
100個か、これは予想以上に必要だったな。集めるのに大分手間がかかりそうだ。
「頑張って集めてみますよ。それで作って貰えれば愛着もわくでしょうし」
「それは残念です。当店は素材持ち込みのオーダーメイドも承ってますのでその際はぜひご利用を」
「機会があればお願いします。ありがとうございました」
そうしてお金を稼ぐためにギルドで依頼を探していたのだが、一番難易度の低い討伐依頼で蜘蛛を10体以上倒せというものだった。
採取依頼もあるがアクティブの蜘蛛がいることを考えると危険はあるので一人だと不安だった。
「とりあえず依頼は次にして準備をしておこう」
俺は個室を借り、いつものスペルスクロール作成作業をする。付与の内容はハート以外は前回と変わらずでハートは今まで忘れていたレベル2で覚えた水魔法も混ぜていく。7~KとAは〈ヒールウォーター〉を2と3には魔法防御力があがる〈アクアプロテクション〉を4~6には攻撃魔法の〈アクアボール〉だ。
それを3デッキほど作り終えてログアウトした。
ジンのステータス
レベル5
STR 13+1
INT 10+3
AGI 18
DEX 23
VIT 9+1
MND 8
LUK 10
スキル
【トランプ】≪オリジンスキル≫ Lv5
【スクロール作成】Lv4
【火属性魔法】Lv5
【水属性魔法】Lv3
【魔法付与〈スクロール〉】Lv4
【換装術】Lv3
所持アイテム
トランプのスペルスクロールデッキ1[54]
トランプのスペルスクロールデッキ2[54]
トランプのスペルスクロールデッキ3[54]
粗末な盾×1
トランプデッキ×6
蜘蛛の柔糸×12
MPポーション×5
装備品
骨のナイフ [装備中]
初心者のナイフ
狼皮の外套[装備中]
所持金
930銅貨




