打ち上げ2
料理をひとしきり楽しんで食後のお茶でまったりしてるとこで俺はチェリンさんに話しかける
「そういえば狼の皮と兎の毛は素材になるって言ってましたけど、チェリンさんに頼めばつくってもらえますか?」
「えぇ、素材が足りてるなら大丈夫ですよ」
「これだけしかないんですけど、何か作れますかね?」
手持ちの狼の皮と兎の毛の個数をチェリンさんに教えると
「それだと一式はできないですね、外套くらいならできると思いますけどそれで大丈夫ですか?兎の毛は外套につけることで防寒効果が高まると思います」
「いくらくらいかかりますかね?」
「素材持ち込みなら500銅貨ですかね。それでよければお引き受けしますよ?」
「ならお願いします。代金は引き渡しの時と今渡すのとどっちがいいですかね?」
「どちらでも構いませんよ、ジンさんの都合のいいほうで」
「……お金あると使っちゃいそうなんで今渡しておきます」
そうチェリンさんに伝えながら素材と代金を渡すと苦笑いしながら
「わかりました。まいどありがとうございます。完成したら連絡しますのでフレンド登録お願いしますね」
チェリンさんから申請が届いたので受諾する。
「そういえばジン君はこれからどうしようかとか決めてるの?」
「いえ特には、現状だと【火属性魔法】しか使えないんで他の属性魔法も欲しいんですけど、どうやって取得すればいいのかもわからないですしね。一応アテはあるんで聞いてみるつもりですけど、初級スキル獲得の書で選ぶのもありかなっと思ってます。他にもほしいスキルはあるので悩ましいんですが…。皆は初級スキル獲得の書でほしいスキルって何か目星ついてるんですか?」
「あたしも悩み中ね。候補はいくつかあるんだけど」
「オイラもっすね」
「私もですね」
俺ふくめ全員似たようなことを考えてるようだった。
「まぁこういうのって悩みますよね」
そんな中アリナさんがあることを提案してくる
「この町でとりあえずひと段落ついたら皆で次の町というか他の町を見に行ってみない?生産職の二人は修行次第もあるみたいだから無理にとは言わないけれど」
「そろそろ遠出してみたいところですね。この町は周辺含めて、チュートリアル的な意味合いが強そうですし」
「オイラも一緒にいけるなら行きたいっす」
「私も一緒に行かせていただけるとありがたいですね」
「でも他の町の情報ってでてるんですか?俺掲示板みてないので全然情報調べてないんですけど」
「もう結構な人数が他の町にいってるみたいよ。スタットから東にいくらか行くと町があるみたい」
「じゃぁ全員で都合のいい時にでもいってみます?でもアリナさんは生産職でもないからすぐ都合ついていけそうですけどいいんですか?」
「えぇ、そんなに長時間ログインできる生活でもないから問題ないわ」
「じゃぁリアル今週末のどこかで行ってみますか?それなら少し長めにログイン時間取れるかもしれませんし」
「そうね、そうしましょうか。チェリンとノーマン君もそれでいいかしら?」
「問題ないっす」
「大丈夫です」
「じゃぁそろそろいい時間だし、お開きにしますか?」
「そうね、そうしましょ」
会計をすまし、3人と別れたところで俺はログアウトした。
ジンのステータス
レベル4
STR 12+1
INT 9+3
AGI 16
DEX 22
VIT 8
MND 7
LUK 8
スキル
【トランプ】≪オリジンスキル≫ Lv4
【スクロール作成】Lv3
【火属性魔法】Lv4
【魔法付与〈スクロール〉】Lv3
所持アイテム
トランプのスペルスクロール[3]
トランプのスペルスクロール[54]
粗末な剣×1
粗末な盾×1
初級スキル獲得の書物
装備品
骨のナイフ [装備中]
初心者のナイフ
所持金
200銅貨




