合流
―――オンリーユニークスキルオンラインをはじめます
今日はアリナさんとその知り合いと一緒にダンジョンアタックに行く日だ。リアルで2日あったが俺のしたことといえば兎狩りとトランプスクロールの準備とわずかばかりのポーションを用意した。おかげですっからかんだ…。
トランプスクロールは残ってたただのトランプを全部を空のスクロールにして、全部をスペルスクロール化した。内容は前回と同じく、どのスートも2~5は<アタックアップ>のバフ、6~Kは<ファイア>、
A4枚とジョーカー2枚は<ダブルファイア>だ。
ノーマンと合流したあとに集合場所に向かっていく。
「あ、来た来た、おーいジン君こっちだよー」
「あ、アリナさんお待たせしちゃいましたか?」
「ううん、大丈夫。あたしたちがちょっと早くついただけだから。じゃ早速紹介するね、この子が私の知り合いのエルフでチェリンよ」
「チェリンです。今日はよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします。じゃあこちらも紹介を、俺はジンっていいます。こっちのドワーフはノーマンていいます」
「ノーマンっす、よろしくお願いするっす!」
「ジンさんにノーマンさんですね。改めてよろしくお願いします。私生産職で《オリジンスキル》が【服飾】で戦闘に向いたスキルはもってないんですが今日は頑張ります」
「俺も《オリジンスキル》は【トランプ】で戦闘には向いてないですから気にせずに、むしろ一応【火属性魔法】は使えますがスペルユーザーではないですし、装備が貧弱な俺の方が迷惑をかけてしまうかもしれないので気負わずに頑張りましょう。チェリンさんが【服飾】持ちなら素材がそろえばそのうち服を作ってもらうのをお願いするかもしれません。その時はよろしくお願いします」
「依頼をされるのは嬉しいですから、いつでもとは言えませんけどどんどん依頼してくださって結構ですよ」
「じゃ、次はオイラっすね。オイラは【槌】スキルが戦闘向きですね。《オリジンスキル》は【鍛冶】っす」
「私はスキルはありませんが弓を武器として使ってます」
「あたしは短剣が武器ね。攻撃力より手数って感じね。一撃の威力を求めるときはノーマン君に期待かな」
「ラジャっす!ドカンと狙うっすよ!」
「そういう感じでいきましょう。一応俺も魔法である程度はできますけど本職にくらべると心許ないはずなんで。そういえばどんなダンジョンだかわかってるんですか?」
「えぇ一応ね、3層になってて敵はゴブリンがメイン、3層目にはボスフロアがあってボスはゴブリンの上位種みたいよ?」
「あれ?アリナさんもまだクリアしてないんですか?」
「えぇ、リアルと都合が今まであわなかったのよね」
「そうなんですか。アリナさんには悪いけど俺たちにとってはラッキーだったかも」
「気にしないでいいわ。それよりそろそろダンジョンに向かいましょ」
「そうしますか。案内お願いします」
「わかったわ。二人もいいかしら?」
「問題ないっす!」
「大丈夫ですよ。」
そうして俺たちはダンジョンに歩いていくのだった。
ジンのステータス
レベル4
STR 11+1
INT 8+2
AGI 14
DEX 20
VIT 7
MND 6
LUK 8
スキル
【トランプ】≪オリジンスキル≫ Lv3
【スクロール作成】Lv3
【火属性魔法】Lv3
【魔法付与〈スクロール〉】Lv3
所持金
140銅貨
所持アイテム
トランプのスペルスクロール[3]
トランプのスペルスクロール[54]
トランプのスペルスクロール[54]
兎の毛 ×8
兎の肉 ×3
狼の毛皮 ×3
装備品
骨のナイフ [装備中]
初心者のナイフ
所持金




