再会
ーーーオンリーユニークスキルオンラインをはじめます
「さて今日は最低限の金を稼いで置かないとな。ギルドにいくか。」
そういってギルドの依頼を探し、前と同じ兎討伐の依頼と狼討伐の依頼があった。狼のほうが割はいいけど狼はまだ準備をしっかりしないと仲間を呼ばれることになるからな。兎かな。
そうして兎討伐の依頼を終えたところでアリナさんとばったり再会した。
「お、久しぶりー。どう?調子は」
「ぼちぼちやってますよ。装備を見るとわかるでしょうけど金欠ですよ」
「そうみたいだね、素材はあるけどお金がない感じなの?」
「素材も狼の皮が少しと兎素材だけっすね」
「狼が倒せるならもう少し装備よくできそうなんだけど」
「俺はまだ狼を倒すとなると結構な準備が必要なんですよ、んでその準備に個室を借りてやってるのでお金貯まらないんです。」
「お、それは興味深い話だね。自分の戦い方を内緒にしたいの?」
「いえ、戦い方自体は別に見られても構わないんですけどね。なんとなくその準備は見られたくなくて秘密にしたいってのと落ち着いて準備したいってだけです。」
「じゃあ一緒に戦うのは問題無いんだ。それならさ今度一緒にダンジョンに行かない?」
「一緒に行かせてもらえるならありがたいですけど、見ての通り俺装備貧弱ですよ?」
「そこは構わないわ。最初のダンジョンだし難易度はボス以外はそこまで高くないから、ただ一緒に私の知り合いの生産職のプレイヤーを一人連れて行きたいけどいいかしら?装備のことはちゃんと話して了解を取っておくから。」
「でしたら俺も一人良ければ連れていってもいいですか?これから相手に聞くことになりますけど」
「ええ、大丈夫よ。私のほうの子にも二人になるかもしれないって伝えおくわ。行くのは現実の時間で2日後くらいでいいかしら?」
「たぶん大丈夫です。」
「じゃあまた2日後にね。」
「はい」
そこでアリナさんと別れる
ダンジョンアタックする前にスペルスクロールを準備しておかないとな。
アリナさんと別れてもう一回兎討伐でもしようかと考えていたらノーマンからフレンドメッセージが来た。
『ナイフ出来たっすよ!都合のいい時に受け渡ししたいっす!』
『わかった、今からでも大丈夫か?』
『問題ないっす!』
『じゃあ今から行くから少し待っててくれ、あと場所を教えてくれ』
『ラジャッす』
メッセージのやり取りを終えてノーマンに聞いた場所に着いたらスタットの町の鍛治屋のようだ。
「ジンさん、こっちっす!」
「武器が出来たって?大分早かったな」
「あれからすぐに作りはじめたっすから。それでこれが出来た武器っす。」
骨のナイフ 攻撃力 +8 耐久 80
(狼の骨でつくられたナイフ。牙を利用することで攻撃力を高めているが骨なので脆い)
「やっぱ骨だけあって耐久力は低いんだな。」
「そこはどうしても仕方ないっす…鉱石系の武器までの繋ぎだと思ってわりきって欲しいっす」
「そうだな。ありがとうな、これ代金だ。」
言われてた通りに100銅貨を渡す。さっきの兎の依頼で200銅貨手にはいっていたので残りは140銅貨だ。お金はどうしたら貯まるんだ。
「あ、そうだノーマン、今度俺の知り合いとダンジョンに行くことになったんだけど都合よければ一緒に行かないか?」
「行かせてもらえれば嬉しいっすけど生産職オイラが一緒でも大丈夫なんすか?」
「あぁ相手方も一人生産職を連れてくるらしいからちゃんと許可をもらってある」
「ならお願いするっす!」
「じゃあリアルで2日後になるからそれまでに準備しておいてくれ。」
「ラジャッす」
そうしてノーマンと別れてログアウトした。
ジンのステータス
レベル4
STR 11+1
INT 8+2
AGI 14
DEX 20
VIT 7
MND 6
LUK 8
スキル
【トランプ】≪オリジンスキル≫ Lv3
【スクロール作成】Lv3
【火属性魔法】Lv3
【魔法付与〈スクロール〉】Lv3
所持金
140銅貨
所持アイテム
トランプのスペルスクロール[3]
トランプのスペルスクロール[1]
兎の毛 ×3
兎の肉 ×1
狼の毛皮 ×3
トランプ[53]
トランプ[54]
骨のナイフ




