戦利品
狼との激闘を終えて町に戻って戦利品を確認する。合計で狼を20匹くらいは倒していたようで
狼の骨 ×10
狼の毛皮 ×7
狼の牙 ×3
が俺のインベントリに入っていた。レベルアップのボーナスポイントはSTRにふっておいた。
「あれ?そういやPTでのドロップてどうなってるんだ?このゲーム」
「倒すとインベントリに各自収納されるっすよ。レアドロップがでるかどうかは本人の運しだいっす!なんで基本的には気にしなくても大丈夫っす」
「そうなのか。じゃあ今俺のインベントリにあるドロップは俺が貰ってもいいてことか」
「そうなるっす。ちなみに狼のレアドロップは狼の鋭牙っていうドロップっす。なかなかでないみたいっすけどね、オイラは今回はでませんでした、ジンさんはどうっすか?」
「俺もでてないな。まぁそう簡単に出ないからレアなんだろうしな。そういえばノーマンは鍛冶師を目指してるんだよな?骨と牙からナイフ作ったりできるか?」
「一応出来るっすけどオイラより腕のいい鍛冶プレイヤーはいっぱいいるっすよ?」
「腕も重要だけど信頼できるプレイヤーに頼むほうがいいしな。ノーマンと知り合ったのも縁だし、そういうのを俺は大事にしていきたくてな。ただ金がさ、恥ずかしいことに今40銅貨しかないんだけど…足りないよな?初心者装備で100するんだし…」
「そうっすね、さすがに40銅貨だと…今回のドロップはどれくらいでした?」
「骨が10に毛皮が7の牙が3だ」
「毛皮以外の素材を余分にもらっても80銅貨ってところっすね。毛皮は防具の素材になるので持っていたほうがいいと思うっす。作るのに少し時間かかりますし受け渡しの時の支払いで問題ないっすよ?」
「悪いけど、それで頼む。依頼をして稼いでこないとな…ギルドで個室を借りてるのが高くついてるな…金が貯まりやしない…」
「あー個室高いっすよね。おいらは鍛冶師に弟子入りしてるのでそこの鍛冶場を使わせてもらえたりしますけど。あれ?でもジンさんは個室使うことってありましたっけ?」
「まぁいろいろとな。わりと長時間借りないといけないんだよ、自分の家みたいな感じの落ち着いて作業できる場がほしいよ」
「家はそのうち実装されるみたいっすけどね、値段がいくらになるのやらっす」
「賃貸とかで安いのがあればいいのにな。まぁそれはいいや。ナイフは頼んでもいいか?骨と牙は全部使うよな?」
「うっす、それでお願いします。作りおわったら連絡するのでフレンド登録してもらっていいっすか?」
「あぁもちろん」
ノーマンからのフレンド申請は受諾する
「それじゃ俺は最低限の金は稼いでこないとな。ギルドで依頼をさがしたいとこだけどもう営業時間終わっちゃってるな。今日はもうログアウトすることにするよ。今日はありがとな、楽しかったよ」
「こっちこそっす。珍しいスキルもみれて楽しかったす!オイラも今日はログアウトするっす。またっす」
「またな」
そう言葉を交わしてログアウトする。
ジンのステータス
レベル4
STR 11+1
INT 8+2
AGI 14
DEX 20
VIT 7
MND 6
LUK 8
スキル
【トランプ】≪オリジンスキル≫ Lv3
【スクロール作成】Lv3
【火属性魔法】Lv3
【魔法付与〈スクロール〉】Lv3
所持金
40銅貨
所持アイテム
トランプのスペルスクロール[3]
トランプのスペルスクロール[1]
兎の毛 ×3
兎の肉 ×1
狼の毛皮 ×3
トランプ[53]
トランプ[54]