武器屋へ行こう
兎を倒して受付で報告をする。
「はい、確認しました。こちらが報酬になります。」
200銅貨か持ち金に加算され、俺の持ち金が260銅貨となる。
「ありがとうございます。ナイフを買いたいんですが大体いくらくらいかわかりますか?」
「この町の武器屋で駆け出しが使うような物でしたら100銅貨もあれば買えるかと」
よし、それなら個室を借りた後でナイフを買っても少し余裕があるな。
「ありがとうございます。個室を4時間借りたいんですが大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫ですよ。80銅貨となりますがよろしいですか?」
「はい」
いつものやり取りをして個室でスペルスクロールを作っていく。バフの魔法は消費MPを増やしても効果はかわらなかったので数値の低い2~5のトランプには〈アタックアップ〉を付与していき、5~Kまでの数字は数字に比例したMP消費量の〈ファイア〉、Aとジョーカーは現状の切り札である〈ダブルファイア〉だ。
トランプの1セットの中で使ってしまったハートのAとスペード以外のカードをすべてスペルスクロールにしたら
トランプのスペルスクロール[40]となっていた。
もう一枚魔法付与のしてない空のスクロールがあるのを思い出したので、そっちにも魔法付与してみたら
トランプのスペルスクロール[40]
トランプのスペルスクロール[1]
となっていた。
「これはやっぱもともとのトランプ1セットが1デッキで扱われてて、空のスクロール、スペルスクロール、ただのトランプでは別れるけど同種のアイテムではまとまるんだな。インベントリにも限りがあるからセットとして扱われてるのはかなり重宝しそうだ。ただどのセットのどのカードにどの 魔法を付与したか覚えるのは大変そうだなぁ。」
最後の付与を終えたところでシステム通知がきていたのだ確認すると
[【スクロール作成】のレベルが3にあがりました。
【魔法付与〈スクロール〉】のレベルが3にあがりました。]
とスキルレベルアップだった。【火属性魔法】はあがらなかったか。
確認がおわったところで利用時間が終わりそうだったので受付にいき、利用を終える。
「ありがとうございました。武器屋にいきたいんですが場所を教えてもらってもいいですか?」
「はい、武器屋の場所はこちらですよ。」
地図を渡してくれ、受けとるとマップの武器屋の場所が点滅しだした。
「じゃあ行ってみます。ありがとうございました」
そういってギルドをでて武器屋に歩いていく
地図に従い武器屋を見つけ、武器屋にはいっていく。
武器屋の店主の手があいたところで話しかける
「すみません、ちょっとよろしいですか?」
「あん?なんだ?」
「その…ナイフが欲しいのですがどの辺にありますかね?」
「ナイフ?それならあの辺にあるぜ。自分で選んでもってきな。」
そう言われたところで商品を確認してみると
〈初心者のナイフ 攻撃力+3 耐久∞〉 100銅貨
〈駆け出しのナイフ 攻撃力+6 耐久300〉 300銅貨
と商品が見えた。
所持金的に初心者しか買えないので〈初心者のナイフ〉を持っていく。
「なんだお前、武器を使うのははじめてなのか、100銅貨だぜ。」
「えぇこれお代です」
銅貨を渡す。
「ありがとさん。また来てくれよ。」
「ちょっと、いいっすか?」
ナイフを受け取り、外に出ようとしたところで声をかけられた。
ジンのステータス
レベル3
STR 9
INT 7+2
AGI 12
DEX 18
VIT 6
MND 6
LUK 8
スキル
【トランプ】≪オリジンスキル≫ Lv2
【スクロール作成】Lv3
【火属性魔法】Lv2
【魔法付与〈スクロール〉】Lv3
所持金
40銅貨