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18.ダンジョン

 森の中を皆で歩いている。

 普通なら魔物に警戒しているところだが・・・・。

 魔王がいるせいか魔物は見当たらない。

 皆でピクニック状態・・・・これでいいのだろうか。

 魔王は力を抑えているが野生の動物や魔物には

 わかるののだろう。

 シカを見かけたがこちらを見た瞬間飛び上がって去っていった。


「魔王様?、力を抑えているのは分かりますが隠蔽スキルで気配を消してください。

 周りが静かだと思いませんか?」


「そうか、わかったのじゃ。」


「後ろの使い魔も同じくお願いしますね。」


 後ろから魔王の使い魔である『タイガービースト』がついてきていた。

 傍から見たら異様な光景だろう。


「特に『タイガービースト』は人に見られないようにして下さい。」


「わかったのじゃ、こまかいのう。」


 Sランクの魔物が見つかったら大騒ぎだ。


「ダンジョンにはギルドの調査が入る事になっています。

 鉢合わせしたらすぐ帰りますよ。」




「教会へ寄付するから薬草も採取しよう。」


「あ~ら点数をかせぎたいのかしら。」


「ふ~ん。なるほどね。」


「いや、教会は治療に使う薬草は街で購入しているから

 寄付すれば助かるでしょ?」


 歩きながら『鑑定』を使い薬草も採取していった。


「二人の中級魔法の訓練ものびのびだわ。」


「そうだな、まだ中級はろくに訓練してないね。ダンジョンで出来るかも。」



 ダンジョンに到着した。

 最初は先頭は俺で次に姉妹そしてメイリン、

 魔王とその使い魔は最後尾。


「つまらんのう。」


「俺らの訓練とレベル上げも兼ねてるから。後で出番がありますよ。」


 地下一階へ降りていく、最初はスライムに遭遇。

 スライムは初めて見た。剣を突き刺すが核は小さく当たらない。


『ファイヤー』


「これが速いな。」


「次私ー。」


「交代づつね。」


 念の為先頭は俺のまま進む。

 スライムには水魔法が効果ないのでシーラは待機だ。

 弓は収納し3人とも剣を抜いている。

 発見した時点で魔法の射程距離で不意打ちへの防御も兼ねてる。

 次にゴブリンも出てきたが3人とも初級の魔法で切り抜けた。

 地下二階から複数同時にきたので3人で戦う。

 ダンジョンでは倒した魔物は魔石を残して消えるので

 魔石のみ回収しつつ進む。


 地下3階へきた。


「シーラ、ミリーここからは中級魔法を使って行こう。

 初撃にまずは一発、二人で交代づつやってみて。」

 

 早速コボルトが5匹現れた。

 中級魔法で3匹倒し残りは初級魔法で倒す。

 地下4階はスケルトンが出てきた。

 火がきかないのでミリーは一旦お休み。

 地下5階ではオークが出てきた。

 俺は初級魔法を連発して近づくオークを足止めし後は二人にまかせた。


「そろそろかな。次の階からは魔王様に出てもらおう。」


「やっと私の出番か。任せるがよい。」


 地下6階からは魔王とその使い魔による無双だった。


地下8階


「宝箱だ!」


「ちょっ魔王様まって。開けないで!」


 魔物がでてきた。

「キャーーー。」ズドーン。

 魔王の魔法で小部屋は吹き飛んだ。

「魔王様?」

「びっくりしたのじゃ。」

 涙目だ。やっぱりちびっ子。


「だから開けないでと。」


 相手のほうもびっくりしたでしょ。


「罠もあるようなので注意しないと。」



 後はすんなり地下10階まで到達。


「そろそろ休憩しましょう。」


「お弁当!」


「そうね、食事にしましょうか。」


「うむ、お腹が空いたのじゃ。」


 ほんとピクニックみたいだな。





「今日はこれで帰りましょう。」


「む、まだ早くないか?宝物が。」


「宝箱なら見つけたでしょ。」


「びっくり箱だったのじゃ。」


「これ以上進んだらダンジョンで泊まり込むことになる。」


 それに私たちの訓練にならない。


「魔石もいっぱい集まりましたね。」


「次は私たちの力でここまでこれるようになりたいね。」


「クエストをこなしてランクも上げないとな。」


「帰りも魔物は出るから6階までは魔王様に先導してもらおう。」


 ダンジョンを出るころには俺はレベル52姉妹は43,42に上がってた。

 これなら頑張れば魔王抜きでも地下10階へ行けそうだ。

 今日は魔王の機嫌を損ねないために早めにゆずったのだ。

 このまま魔王と一緒にダンジョン攻略を続けると勇者並みに

 レベルが上がっていくかもしれない。


 帰りに教会へ寄り薬草を寄付したらシスターはすごく喜んでた。

 薬草は手元に少し残しておいた。



夕食時。


「明日はギルドでクエストを探そうか。」


3人ともレベル40超えなにのDランクのままなのはどうなのか。


「メイリンと魔王様はお留守番かな。」


「先生と魔王様にはお弁当を作っておきます。」


「肉がいいの~。」


「お弁当があるならいいのじゃ。」


読んで頂いてありがとうございます。

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