お約束な強い敵幹部の登場です
自信を無くす3Sの面々、そこに分家のホープ達がやって来た
「ただいま」
弱々しげな挨拶をしながらシロキバにある住居部分の玄関から入るモゴ。
するとそこには、良美がたって居た。
「モゴ、負けたんだってな?」
その言葉にモゴは躊躇した後、頷く。
「それで、分家の奴等が騒いでるぞ」
良美はそう言って道場を指差す。
モゴは慌てて、道場に向かった。
そこには三人の人間が居た。
そして長身の男が立ち上がり頭を下げる。
「始めまして私は、白風の分家の一つ白水風一です。百母の直系、桃さんに会えて光栄です」
続いて、隣の眼鏡をし、弓を持った男も頭を下げる。
「俺は、白矢紫朗元遠糸の分家で今は、白風の分家扱いされてる所の息子だ」
最後に筋肉質の男が言う。
「わしは、萌野雄太、萌野の直系だ」
モゴも頭を下げる。
「それで、この三人がどうしたの?」
それに対して、ヤヤが言う。
「簡単に言えば、貴方達では、八刃学園の守りには不足だから、自分達がやるといってるのよ」
その言葉を聞いて驚くモゴ。
「八刃学園の事は基本的に本家だけで行うって決まりだと思ってましたけど」
その言葉にヤヤが頷く。
「基本的によ。正直本家の人間だけでは人数不足だったのは否めない。生徒数が増加し、分家に頼んでいた地方の魔獣発生も減った今、分家の人間も八刃学園に常駐するべきだと彼らは言っているの」
頷く三人、代表として年長の風一がいう。
「今さっきの戦いを見せてもらいました。相手が異邪だと言え、本家とは思えない失態ですね」
その言葉にひるむモゴ。
「中学生になってションベンを漏らすなんて、ガキだぜ」
爆笑する、同じ年の紫朗。
「ふん、炎を使えようが、萌野の名を捨てたガキには、勇気が無い!」
苛立ちを隠さない、雄太。
「どうするんだ?」
良美の言葉にヤヤが言う。
「今回のことがあるし、あの子達も暫くはまともに戦えないと思うから、暫くはテスト期間として八刃学園に転入してもらうわ。光の方にはあちきから言っておく」
頭を下げる三人。
「ありがとうございますヤヤ様。この御恩は3Sの仕事で返させてもらいます」
「それで、その人達が転校してきたの?」
雅の言葉にモゴが頷く。
「風一さんは高等部二年。紫朗は中等部二年。雄太さんは中等部三年だよ」
メモを取りながら雅が聞く。
「その人達強いの?」
困った顔をするモゴ。
「風一さんも紫朗も、分家ではホープって言われてる。正直あちきより強いかも。雄太さんは血筋的には萌野本家の人間だからね」
その言葉に雅が驚く。
「あれ、本家の人間って居ないから、静を養子にしようとしていたんじゃないの?」
首を横に振るモゴ。
「発火能力を持つ人間が居なかっただけ。ただ血筋的に直系って人間はそこそこ居るの。雄太さんもその一人なんだけど、神器の焔篭手を使えば炎を使えるって話しだよ」
本日休みの静の席を見るモゴと雅。
「とにかく、その人達が自分か危険な事をやってくれるって言ってるんでしょ。あたしは、一万円あれば、暫くおこずかいは困らないから良いよ。きっと直ぐお父さんも再就職して、普通の生活に戻れるんだから」
通がそう応えて、宿題を写す。
「因みに、ノート写させたんだから、昼飯のパンは奢ってよね」
モゴの言葉に一瞬怖い顔をするが通は頷く。
「何時もの安いコッペパンを奢ってあげる」
凄く悪い雰囲気だった。
次の日、やつれた顔をした静が登校した。
「大丈夫、静さん」
雅の言葉に弱々しく頷く静。
「えーと曽祖父様から事情は聞いております。雄太さんが3Sに入ったそうで」
すると待っていたとばかりに、雄太が現れる。
「お前が、静か! いきなり出てきて萌野の次期長候補ナンバーワンになった」
「いえ、後継者になるつもりはまだありません」
静が控え目に応えるが、雄太には通じない。
「こんな弱腰の人間を次期の長にする訳には行かん!」
そしてもう一度静を睨むとそのまま自分の教室に向かう。
それを見送ってから雅が言う。
「何か凄く敵愾心多いけどなに?」
「元、次期の長候補ナンバーワンだったからね」
モゴの言葉に納得顔になる雅。
「確か萌野って凄い資産家だよね?」
頷く静。
「勇一曽祖父は、かなり資産家です。私も伝え聞いただけですけど、総資産は国家予算を遥かに越すと」
雅が驚く。
「そんな資産を引き継ぐ為だったら、あーゆー風に固執するのも解る」
モゴは首を横に降る。
「八刃の人間は戦闘民族サイヤ人の実力主義。だからトップに立つって、意地だけだと思う」
雅はその説明に多少驚きながらも冗談交じりに言う。
「それじゃあ小較さんは、スーパーサイヤ人だから金髪なんだ」
「あれは遺伝子細工の玩具さ」
その声に振り返るとそこには紫朗が居た。
「どういう意味」
紫朗は失笑して言う。
「そのままさ、元からの遺伝子に、白風の遺伝子を組み込んだ、玩具だっていってるんだよ」
その言葉にモゴが睨む。
「紫朗、個人の事情をあんたが話す事じゃないよ」
その言葉に紫朗が言う。
「本家の人間だからってえばるんじゃないよ、お漏らし女ども」
その言葉にモゴ達が顔を真っ赤になる。
今まで黙っていた通が紫朗の頬を叩く。
「言っていい事と悪い事の区別もつかないの?」
それに対して紫朗が詰め寄る。
「お前だけには言われたくないな! お前の曾祖母の遠糸翼が八刃から撤退するって言ったせいで俺達分家がどれだけ苦労したか解るのか! 形式上白風の分家扱いだがな、俺達は常に臆病者の遠糸の分家って言われているんだ! それもこれも全て遠糸翼って根性なしの……」
次の瞬間、紫朗の言葉が止まる。
圧倒的な気配を前に口を動かすのが自然と止まった。
通が眼鏡を外して睨みつけていたのだ。
「一度だけは聞き逃してあげる。次は無いよ」
通の言葉に逃げていく紫朗。
雅が解らないって顔をしている。
「今どうしたの?」
その時、やたら長い包みを持った初等部の少女が来て言う。
「どう足掻いた所で遠糸の分家の人間が、本家の人間に睨まれて、動けるわけ無い」
その少女を見て、通の側に居た歩が手を振る。
「チーちゃんおはよう」
「おはよう歩殿」
その少女も応える。
雅が近づいてたずねる。
「その子、歩ちゃんの友達?」
歩は力いっぱい頷く。
「うんクラスメイトの一文字千剣ちゃんって言うの」
モゴは手を叩く。
「もしかして一文字って、京都にある居合の名門に嫁いだ神谷最強って言われてる千夜さんの娘さん?」
大きく頷く千剣。
「拙者は一文字家の跡継ぎだ。母上の家にも色々な技の修行の為、顔をだしている。本家と分家の格の違いくらい認識しているつもりだ」
驚く一同。
「それより歩殿、急がないと遅刻する」
歩も頷き、二人でかなり高速で駆けていく。
「あの二人も八刃の血統みたいね」
雅の言葉に、頷く一同。
昼休み、光に付き合わされて食事をする小較の所に風一がやってくる。
「前々から思っていたのだが、よく白風の名を名乗れるな?」
その言葉に小較は無視を続ける。
「遺伝子を弄っただけの玩具が、八刃の盟主白風の名を名乗るなどおこがましいとは思わないのか!」
その言葉に光が言う。
「あんたさー、八刃の絶対の掟、忘れたの?」
その言葉に風一がいう。
「なんでしょうか?」
光が自分の腕を叩く。
「強さだけが全て、本家だろうが分家だろうが強い奴が正しい。小較は自分の腕っ節で白風の名を名乗るに相応しい事を示してる。それを否定したかったら、それ以上の結果を出す事よ」
「出して見せます。こんな良条件でしか実力が発揮できない、紛い物との違いを見せましょう」
そういって出て行く風一。
「光ありがとう」
小較の言葉に光が言う。
「気にしない単なる事実だから。実際問題分家にはまだあーゆー劣等感持ってる奴が残ってるのね」
肩を竦める光。
「本家が何で偉そうな顔をしてるかの本質を知らない馬鹿が多いって困り者ね」
頷く小較。
光が小較の弁当から唐揚げを奪い言う。
「相変わらずヤヤさんって料理上手いわね」
口を膨らませる小較。
「折角とって置いたのに!」
「まーヤヤさんの本当の怖さ知ってる人間ってどれだけ居るのかな?」
何気ない光の言葉に小較がつらそうな表情で言う。
「ヤヤお姉ちゃんの力は呪われた力。長と比較しても遜色が無いけど、凄い危険な力」
光が校庭で呑気に昼寝してる良美を見て言う。
「あの人はあー見えて強いよね」
その言葉に少し躊躇した後、小較が頷く。
「多分心の強さは八刃以上かも。でも馬鹿」
光が続ける。
「ついでに横着で大酒飲み」「子育てもちゃんとしない」「仕事もちゃらんぽらん」「料理も出来ない」「英語は駄目」
そんな良美の悪口は休み時間終わるまでずっと続いた。
深夜、まるでタイミングを合わせたように大量の炎の尻尾を持った猿の魔獣が現れていた。
「幾ら束になろうが下位の魔獣私の敵ではないわ!」
風一は呪文を唱える。
『白い風よ、我が手を包み、全てを切り裂け、白刃』
そして手に纏った風で猿を切り裂いていく。
「本当の炎を見せてやる! 唸れ焔篭手!」
雄太が篭手から出てくる炎を使って次々に猿達を打ち砕いていく。
「ふん、真の弓矢の威力をしれ!」
次々と神木の矢を放ち猿を絶命させていく。
理事長室でカメラからの映像を見ていた光が言う。
「まー雑魚の相手位はしてもらわないとね。所で前回の異邪だけど、どうやってこっちに来たか解った?」
鏡は幾つかの資料を見せながら応える。
「第一の原因としては、こちらの予想以上の穴の集約化現象。これには八刃の上層部からも危険視される声も上がっています」
「まーね。集約させてまた、異界との門を作ったら洒落にならないものね。でもそれだけじゃないでしょ。対策は色々とってたし、今まで異邪が出て来た原因を探求し、その原因を潰して行った。その結果の安定だった筈よ」
光の言葉に鏡が頷く。
「何者かがこちらの意図から違う干渉している節がありました」
その言葉に舌打ちをする光。
「裏にオーフェンが居ない事を確認して」
その言葉に頷く鏡。
「既に手配済みです」
学園の結界全てに神経を尖らせて光が言う。
「あたしが結界を管理している間はオーフェンに良い様に利用されたりしない!」
風一達が戦ってる時、モゴ達は学園の校舎の中で、状況を見守っていた。
「やっぱ強いですね?」
静の言葉にモゴが頷く。
「まー分家のホープだから強くて当たりまえだよ」
通は他人事の様な顔をする。
「こんな危ない事は得意な人に任せておけば良いんだよ。もうあたし達が無理に付き合う必要なんて無い。あの人達が戦っていれば歩も危険な目に会わない。全部問題なし」
それはまるで自分に納得させるような言葉だった。
「外の様子がおかしいです!」
静の言葉に全員が猿が暴れる校庭を見る。
「無関係な子が紛れ込んでるの?」
モゴの言うとおり、校庭には一人のゴスロリの服を着た十歳位の少女が居た。
まるで猿達に崇められているように。
風一達もその少女を見ていた。
「邪魔だ消えろ!」
風一はそういっただけで一切気を止めなかった。
しかしその少女は笑顔で言う。
「あらあらつれないわね。折角パーティーを開いた私に対してそれはないとおもうわ」
その一言に、風一が反応する。
「これをお前がやったと言うのか?」
その言葉に少女は頷く。
「そう私が、オーフェン六頭首の一人、魔磨が形を作ってあげたの」
その言葉に雄太が怒鳴る。
「オーフェンの大幹部とは丁度良い、こいつを倒せば次期長の座は、わしの物だ!」
焔篭手から凄まじい炎を巻き上げながら突っ込む。
しかし魔磨は妖しく微笑み指を鳴らすと、猿達が大猿に変化した。
「魔獣が幾ら集まってもわしの敵では無い!」
殴りかかる雄太。
しかし、大猿はあっさりとその一撃を受け止める。
「馬鹿な」
慌てて蹴りを放つがまるで動じない大猿。
「馬鹿な! たかが魔獣がわしの炎を受け止めるだと!」
その言葉に魔磨が高笑いをあげる。
「所詮八刃それも分家等、常人より少し違うだけ、我々のような完璧な超越者の前では膝を屈するしかないのよ!」
「ふざけるな!」
紫朗が連続して矢を放つが、全てが大猿に叩き落される。
その間に、風一は陣を描き怒鳴る。
「私がデカ物を封じる。その間に魔磨を滅ぼせ!」
『白地鎖』
風一の呪文に答え、大猿が大地に縛られる。
「絶対倒す!」
「決めてやる!」
雄太と紫朗が大猿を大きく迂回して、攻撃を仕掛ける。
微笑を浮かべる魔磨。
「愚かね」
雄太の鉄すら溶かす炎の拳を右手から発する魔力で受け止め、紫朗が放つ神木の矢の連射を左手から発する魔力で弾く。
驚愕する三人。
「いつまでも遊んでられないわね!」
魔磨はそう言うと左手の指先を切って、大猿に向かって血を垂らす。
血を受けた大猿は一瞬の内に風一の呪縛を打ち破った。
「これがオーフェンの六頭首の力だというのか」
唸る風一に大猿が拳を振り下ろす。
風一が死を覚悟したその時、声がした。
『サークルトール!』
雷撃を伴った回転蹴りが大猿の拳の軌道を逸らす。
大猿とにらみ合う小較。
「こっからはあたしが相手よ!」
その言葉に風一が文句を言う。
「余計な事をするな、これは私の戦いだ!」
そういった風一を思いっきり殴る小較。
「馬鹿言ってると殺すよ。異邪そしてオーフェンを倒すのは八刃にとって最優先事項だよ」
小較が大猿を睨む。
「下がってろ、遺伝子細工の玩具!」
紫朗の言葉にも動じず、小較が正面から大猿と渡り合う。
「人の話を聞きやがれ!」
紫朗が怒鳴るが、雄太が言う。
「ほっとけ、わしらは六頭首を滅ぼす。そうすれば、わしらの時代が来る」
「そうだ、腑抜けた本家に代わり、我が白矢が新たな八刃に!」
再び挑みかかる雄太と紫朗。
「馬鹿な子達、まー八刃なんてそんな馬鹿の集まりよね」
魔磨がそう言うと、腕を降るとその魔力の波動だけで二人は吹っ飛ぶ。
「どうして届かないだ!」
紫朗が叫ぶ。
「さー後悔、無念の中、死になさい」
笑顔でそう言って手を向ける魔磨。
その時、光の竜、光集進竜が魔磨に迫る。
魔磨は貯めていた力で相殺する。
「あら、まだ居たかわね、お漏らしするお子ちゃまが」
魔磨があざけりの笑みを浮かべる。
その先には、モゴ達がいた。
「あちき達は、まだ未熟だけど、それでも人が傷付くのを黙って見てられる程、腑抜けじゃないよ!」
静は急いで、雄太と紫朗の前に立つ。
「邪魔だ! どけ、お前の様な覇気の無い奴にわしは守られたくない!」
雄太の言葉に静は魔磨の方を見つめながら言う。
「私は確かに、気弱ですけど、それでも身内を見捨てられるほど臆病ではありません」
『九尾弓』
通は、九尾弓を構える。
「あたしは、歩を家族を、友達を守りたい! だから怖がってられないよ!」
羽矢筒に指を入れる。
『純白色鳥矢、孵化』
純白色鳥矢を番え、魔磨を射る。
「ふん下位の異邪にも通用しない技が私に利くと思った!」
魔磨は、純白色鳥矢を自分の魔力の波動で空中に押し止める。
『百母桃の名の元に、この寄り座しを用いて、ここに獣晶せよ、光集進竜』
モゴが、光集進竜を獣晶する。
「貴方達の力で私に勝てると思ってるの!」
余裕を持って純白色鳥矢を防いだ方と逆の手で光集進竜を防ごうとした魔磨。
しかし、魔磨に接近したとき、光集進竜の力が激増した。
「馬鹿な!」
慌てて力を込めて防ぐ魔磨。
両方を受け止めた魔磨であったが、光集進竜は純白色鳥矢の光の力を吸収して確実に強くなる。
「小癪なまねを!」
そして静が両手を合わせて魔磨に向ける。
「私の全力喰らってください!」
『我が攻撃の意思に答え、炎よ集いて敵を貫け、弾炎翼』
炎の弾丸が、魔磨に向かって突き進む。
魔磨の顔に冷や汗が流れた時、冷たい刃がその前を通り、弾炎翼を切り裂き、消滅させる。
「ファザード! 余計な事を、あの程度の炎で私がやられると思ったの!」
魔磨の言葉に、魔磨の直ぐ前に現れたマントの男が応える。
「やられはしないが確実にダメージを受けて居ただろう」
そう言いながらの振るわれた剣は、純白色鳥矢を切り落とす。
両手が空いた魔磨が即座に光集進竜を弾き飛ばす。
「あんたは誰?」
通の言葉に、マントの男が答える。
「我が名はファザード、オーフェン六頭首の一人」
そんなファザードを魔磨が睨みつける。
「今回は私に任されていた筈よ、ファザード、貴方が手を出してくるのは筋違いよ!」
ファザード平然と言う。
「タイムリミットだ、必殺の白手が直ぐ側まで来ている」
舌打ちを打ちする魔磨。
「流石のあたしも敵地で必殺と渡り合えないわね」
そう言って、モゴ達を見る。
「最初に言っておくわよ、後一分あれば貴方達なんて皆殺しにしてあげられるけど、その一分が無いみたい。命拾いしたわね」
そう言って空中に消える魔磨。
その後を追うようにマントを閉じて消えていくファザード。
『オーディーン』
小較の手刀が大猿の首を切り落とし消滅させる。
そしてへたり込むモゴ達に近づき小較が笑顔で言う。
「良くやったわね」
笑顔で答えるモゴ達であった。
「それでその人達はどうしたの?」
翌日の教室の質問、モゴが毎度のパンを食べながら言う。
「オーフェン六頭首が動いてる大事だから、専任調査班として色々調査してる筈だよ」
「またあたし達がこの学園の魔獣退治しないといけないみたい。面倒だよ」
そー言う通に静が微笑む。
「正直、私はモゴさんと通さんと一緒に戦える今はそんなに嫌いではありません」
その言葉に通が照れて横を向く。
「それじゃあ、3S再開だよね」
モゴの言葉に頷く静と通であった。
今回のモゴの収支
○収入
オーフェン六頭首撃退 200,000
--------------------------------------------------
合計 =200,000
○支出
光集進竜(触媒・ぬいぐるみ製造費) 20,000 * 2
--------------------------------------------------
合計 = 40,000
◎利益
収入 200,000
支出 - 40,000
--------------------------------------------------
純利 =160,000
●借金残高
繰越金額 199,533,300
返済金額 -160,000
--------------------------------------------------
借金残高 199,373,300
今回の通の収支
○収入
オーフェン六頭首撃退 200,000
--------------------------------------------------
合計 =200,000
○支出
純白色鳥矢 100,000
--------------------------------------------------
合計 =100,000
◎利益
収入 200,000
支出 -100,000
--------------------------------------------------
純益 = 100,000
●通のサイフ中身
おこずかい残金 10,250
3S利益 + 100,000
--------------------------------------------------
サイフ残金 110,250




