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ゼロ  作者: ハッシー
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第八話:第二の人生

明は立ち上がった‥‥逆境と困難を乗り越えて‥‥そして純の足は‥‥

純は学校に着くと明の所へ駆け寄った。


「お前‥‥陸上やってたんだな‥‥しかもめちゃ速いらしいじゃないか。」


すると明は

「そんなの昔のことだ‥‥」冷たくと言った。


純は

「だけど今から陸上始めたって遅くは無いじゃないか!」と少し大声で言った。


明は

「それじゃぁ桃の面倒は誰が見るってんだ!」と怒鳴った。


純は

「病院に任せればいい、それに部活をやりながらだって毎日会えるじゃないか!」と説得した。


明は拳を握って悔しがりながら

「俺だって‥‥陸上やりたいさ、陸上やってる時が一番楽しい、だけど‥‥」


純は

「一人で悩むな‥‥僕達友達だろ」と言った。


すると内田や遠藤もやって来て

「お互い悩みがあれば話し合うってのが友達だぜ!」とかっこよく言った。


明は泣きながら

「みんな‥‥」といった。



‥‥そして


明は陸上部に入部した。


入部までには色々とあった。


料理部の部長に止められたり、周りの人からは妹を見捨てたという批判もあった。


だけど‥‥明は諦めなかった。陸上で日本一になり、桃を喜ばせる事が明にとって桃を救える唯一のことだと悟ったからだ。


こうして明は第二の人生の一歩を踏み出したのだった。


しかし‥‥純の足は‥‥完治するにはほど遠かった。



純は家に帰る途中、木下病院へ寄った。


病院の先生は完治1ヶ月半と言った。


純はこの時、明、待ってろよ、という気持ちで一杯だった。

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