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ゼロ  作者: ハッシー
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第七話:過去

純は明の過去を色々と知ることなる‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

明の妹の桃は、お粥を食べ終わるとぐっすりと寝てしまった。


すると明は

「こいつ‥‥白血病なんだ」と、小さな声で言った。


純や咲はその話を黙って聞いた。


「あいつは幼稚園の時はいつも元気で、走り回ってばっかりだった‥‥何事にも積極的で、家の手伝いなどもしっかりやっりしてほんとにいい子だった‥‥だけどあいつが年長になった時に両親が交通事故で亡くなったんだ‥‥これが去年のことだ。」


純と咲は目を合わせた。


「それからというもの、俺は桃の世話をしてやったが親がいないというショックにかられて白血病に‥‥」


病室は沈黙になった。


するといきなり桃がベットからガバッと飛びだし


「お兄ちゃん、私は大丈夫!お医者さんだって白血病治るって言ってたじゃない。だからもう‥‥お兄ちゃんは自分のやりたいことをやって!私もう小学生だよ?私お兄ちゃんが陸上やってない姿なんて見たくもないわ」と涙ボロボロで言った。


純は明が陸上をやっていたことを初めて知った。


明は

「しかし桃の体が心配だ‥‥」と言った


桃は

「だ、だけど、お兄ちゃんが陸上やってない姿を見てる方がもっと病気悪化しちゃうよ‥‥」と言った。


これを聞いた明は黙りこくって走りながら部屋を出ていった。


部屋では再び沈黙が続いた。


すると純も部屋を出て明を追いかけていった。


「ちょっ、純?」咲は叫んだが時すでに遅し‥‥だ。


しかししばらくすると純は

「イタタタター」と言いながら包帯が巻かれている場所をさすった。


「骨折してるのに全力疾走する馬鹿がどこにいる!」と咲はキレた。


「ご、ごめん‥‥」と純は謝った。



━━翌日


純と咲は退院した。しかし純は当分松葉杖生活となった。


「はぁ、当分部活の下見とか出来ないなぁ‥‥」と純。


すると一緒に登校していた由香が

「まぁその足じゃしょうがないよ‥‥」と言った。


「あ〜あ、明が前に陸上やったことあるって聞いたから少し興味持ったんだけどなぁ」と純は残念そうに言いった。


すると由香は

「明君って‥‥やっぱり陸上部だったの?」と驚いて言った。



純は

「そうだよ!」と、由香があたかも陸上部だった事を知っていたみたいな口調を気にしながらも言った。


少しの沈黙が流れ、由香は言った。


「純‥‥明君は多分‥‥中学生の時にインターハイで3位だった人かも‥‥昔明君にそくっりな人本で読んだもん‥‥」


純はこの後明の過去を知っていく

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