第六十話:突き抜けろ!
ついに400mも都大会をかけた決勝へ!果たして‥‥‥‥‥‥‥
400m決勝は1組8人で3組、総勢24人で行われる。
都大会に行けるのはその内8人で、これは100mも200mも同じだ!
因みに一組目は浜本、二組目はソバスチャン、三組目は浩介だ!
『ぱぁん!』
一組目が始まった!
浜本が走る、周りも走る。
浜本が300mを抜けた時点で二位だった。
純「いけぇ、浜本先輩!」
浜本は走った。
精一杯‥‥
しかしそこに神は微笑んではくれなかった。
浜本‥‥五位。
この時点で浜本の都大会は潰えた。
浩介「浜本先輩‥‥」
ソバスチャン「他人に気を使う気があるなら自分に気を使った方がいい。」
浩介「へ?」
ソバスチャンはその言葉を残し、スタート地点へ着いた。
『ぱぁん!』
ソバスチャン‥‥何と言う男だ。
ソバスチャンは他の追随を許さない48"90でゴール!
浩介「ソバスチャン先輩‥‥」
浜本「さっ、浩介早く行け!」
浩介「はっはい!」
浩介は気合いを入れ直しスタートラインへたった。
『ぱぁん!』
浩介は始めからハイスピードで飛び出した。
純「あいつ、あんなに飛ばして大丈夫かなぁ‥‥」
鈴木「なぁに、あいつはこの夏でとても力は付いたはずだ、仲間を信じてやれ!」
純「はい!浩介行けぇ!」
浩介もそれに応えるかのように走った。
しかしラスト100m‥‥
純「浩介!後ろ来てるぞ!」
浩介は焦り始めた。
そして二人に抜かれゴール。
三位となった。
浩介「くそっ、もっと俺に力があれば‥‥」
浩介は悔しがった。
純「今のは力が出しきれてなかったな‥‥」
ソバスチャン「まぁタイム的に都は行けただろうからこれからビシバシメンタル面も鍛えるぞ!」
浩介「はい!」
こうして400mは幕を降ろした。