第五話:病院へ
純はサッカー部の仮入を楽しんだ‥‥そして‥‥姉は倒れてしまった
学校に着くと、早速内田が駆け寄ってきた。
「昨日はワガママ言ってゴメンな、帰りにオゴルよ!」とだけ言った。
「おぅ、サンキュー。」と純は返事した。
放課後に、サッカー部を仮入した。サッカー部の先輩達はとても優しく、やりやすかった。
しかし、純はサッカーは自分には合わないと思い、
「内田‥‥僕サッカー部は向いてないみたい‥‥だからお前一人で頑張ってくれ。」と言った。
内田は
「まぁ俺が勝手に誘っただけだからな、お前も早く自分に合う部活探せよ。」と言った。
純はそのセリフを聞いて頑張らなきゃと思った。
その夜、家に帰ると姉貴の咲はロデオボーイに乗っていた。
「私痩せるんだから!」と張り切っていた。
純は馬鹿馬鹿しいと思いながらも眠りについた。
━━翌日
学校に着くと由香が
「今日は陸上部仮入ね」と言ってきた。
純はそれに返事をした。
そして授業中、いつも通り田中先生のつまらない授業を受けていると‥‥
「ピロリロリン」
突如携帯が鳴り始めた!教室にざわめきが走った。しかし‥‥
「もしもし‥‥」と、突如先生が携帯を取り出して話始めたではないか!!
なんだよ‥‥先生かよ‥‥と内心純は思ったが、先生の顔が急に険しくなった。
「何、そうですか、すぐ向かわせます。」と声を荒立てて先生は言った。
「おい、葵、お姉さんが拒食症で倒れたそうだ。行ってやりなさい」と先生は優しい一声をかけた。
純は病院へ急いだ。そして次の角を右に曲がろうとした時‥‥‥‥