第五十五話:兄弟〜絆〜
そして二人の絆は深まっていく
セバスチャン「ツギハダレガクルネ?」
ヤンキー達はセバスチャンの闘気に後ずさりした。
ヤンキーB「う‥うぉりゃぁぁぁ!」
しかしヤンキーBは懐からナイフを出して襲ってきた。
しかしセバスチャンは全く動じず、相手のナイフを持っている手を蹴り飛ばし、ナイフを弾いた。
ヤンキーBは精神的に崩壊し両ヒザをついてひざまづいてしまった。
ヤンキーA「くそっ、こうなりゃ逃げるが勝ちだ!あばよ!」
そういってヤンキーB、Cを担いで逃げてった。
ソバスチャン「はぁ‥‥助かった。」
セバスチャンはソバスチャンの元に向かい手足の紐を切った。
ソバスチャン「あ‥‥ありがとう‥‥あのさ‥‥さっきはごめんね。」
ソバスチャンが謝ると、セバスチャンがソバスチャンを強く抱き締めた。
ソバスチャン「お‥‥おい、気持ち悪いからやめ‥‥」
しかしソバスチャンは気付いた。
セバスチャンが泣いていた事を。
セバスチャン「ホントニヨカッタ、モシ‥‥オマエヲ‥‥ウシナッタラ‥‥」
それからというもの二人の縁は切っても切れぬ兄弟愛が芽生えた‥‥‥
鈴木「あいつは‥‥ソバスチャンは兄と同じ舞台で活躍するのが夢なんだ。そしてこれで浩介の記録を抜けばそれは叶うというわけさ。」
純「そうだったんだ‥‥」
浩介「おっと、ソバスチャンが走るぜ!」
『ぱぁん!』
ソバスチャンは走った。
浩介はその時思った。
ソバスチャンの重みのある一歩一歩の走りには勝てないと。
そしてタイムは‥‥
「11"79」
こうしてソバスチャンがリレーメンバーに決った。