第五十一話:メンバー選出その一
リレーメンバーを決めるべく頑張るのであったとさ。
浩介「よぉし、リレーメンバーになるぞぉ!」
純「へぇ、浩介もリレーメンバーになりたいんだ。」
浩介「そりゃそうだよ、メンバーに入りゃアピール出来るしな。」
純「でもお前マイルリレーのメンバーじゃん。」
浩介「明だって両方やってたんだから大丈夫だよ!」
純「確かにな。ん?‥‥ってことはマイルも明が抜けてメンバー足りないのか‥‥」
由香「なら純、あなたがやりなさい。」
由香がさっそうと現れた。
純「って由香!いきなりだなおい。でも俺‥‥長い距離は‥‥」
由香「バカねぇ、長い距離走って体力つけて、そんでもってインハイ行くのよ。」
純「あっ、なるほど、そりゃいい考えだな!」
浩介「ってことで俺は四継、純はマイルのメンバー目指そうぜ!」
純「おぉ!」
由香「ふふふ、単純な男ね。」
純「なんか言ったか?」
由香「別にぃ〜。」
由香は口笛を吹いてごまかした。
こうしてメンバー決めは始まった。
決め方は100mを走って一番速いものがメンバーという具合だ。
浩介「うっ、俺100mのベスト12秒なんだよな‥‥」
浩介は負のオーラを出した。
純「っていきなり何さ!」
浩介「‥‥まぁ‥‥落ち込んでてもしょうがないからなぁ‥‥この夏で俺だって成長したんだ!」
純「そのいきだ!よし、浩介。暴れてこい!」
浩介「うすっ!」
こうして浩介はメンバー決めの100mのスタート地点へとたったのだった。