第五十話:宿題Crisisその四
ついに始まってしまった真綾のスパルタ!そして物語は50話へ・・・
咲「純、生きて帰ってきて‥‥」
咲は天に運を任せた。
そして真綾はスパルタモードに入った。
真綾「まずはこれから解くのよ」
純「‥‥はい。」
真綾「次はこれ!」
純「はい!」
真綾「さらに次も行くよ!」
純「うっ‥‥はい。」
真綾と純の宿題戦争は実に10時間に及んだ。
真綾は純の解いた宿題を一通り眺めた。
真綾「よし、一通り出来てるわ。これで大丈夫ね。」
純「こっちは全然大丈夫じゃないよ‥‥‥」
真綾「あっいけない!もうこんな時間!あたしデートの約束あったんだった!じゃまたね〜」
純「二度と来んな!」
こうして純の宿題戦争は幕を閉じた。
咲「それにしても大変だったわね」
咲は愉快そうに笑った。
純「くそ‥‥姉貴のやつ‥‥覚えてろよ!」
咲「でも宿題終わったんだから残りの夏休みは遊び放題ね!」
純「ぃや、それが‥‥」
咲「どうしたの?」
純「真綾さんが俺に残りの夏休みも勉強不足にならないようにって、特別課題作ってきたんだ‥‥」
咲「なんですって!」
純「今年の夏休み‥‥死んだ」
━━次の日
学校での部活だ。
田中「えー、今から新人戦に向けて新しいリレーメンバーを決めたいと思う。」
一同「俺がやる!」
新人戦‥‥東京にある緑山高校は支部、都、関東という感じに勝ち進める大会である。
純【そうか‥‥これは全国まで進まないから明には会えないな‥‥】
由香「あんた、今明のこと考えてたでしょ。」
純「えっ?なんで分かったの?」
由香「ふふふ、あんたのことなんてお見通しよ。」
純「そうか、ハハハ。」
この会話を遠くで見ていた亜紀は‥‥
亜紀「フフフ、あなた達、お似合いだわ。」
と言ったり言わなかったりしたのだった。