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ゼロ  作者: ハッシー
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第四話:二択

純は内田と由香からの勧誘に頭を悩ませていた‥‥‥‥はたして!

授業も終わり家に帰ろうとすると、突然由香が話しかけてきた。


「ねぇ、あなた純君だよね?私のこと覚えてる?」と、言った。


純はわけが分からず困惑した。と、言った。


すると由香は


「まぁ無理もないか‥‥私の受験の時に純君の隣に座ってた子だよ!思い出した?」と、言った。


純はなるほどなという顔をして


「あっ、隣に座ってた子ね!あの時はテスト中に君が鼻血だしてたからティッシュを分けてあげたよね!と、言った。」

由香は赤面して


「もう、そんな恥ずかしいことあったわねぇ、あの時はありがとね!」と、言った。


そして二人は学校をあとにした。


とりあえず遠藤とゲーセンに行ってから家に帰った。


自分の部屋に入ると由香の事を思い出した。


入試の時は由香の顔が血まみれで今のきれいな顔立ちの由香とが識別出来なかったことなども思い出した。


そんなことを考えているうちにやがて眠りについた‥‥


起きてみるともう夜の11時になっていた。


もうこんな時間かぁ‥‥と思いつつ、とりあえず勉強をした。


純の部屋はとても綺麗に整頓されていて勉強にはもってこいの空間だ!


しばらくすると、携帯電話が部屋に鳴り響いた。


んな時間になんだろうと思いながらも電話に出ると


「よう、夜遅くにすまんな純」


この太い声は内田だ!とすぐに分かった。


「内田か?どうしたんだ?」ととりあえず返事をした。


「ぃやぁ、なんか今日の体育でさぁ、お前足早かったじゃん?だからさぁ‥‥サッカー部に入らねぇか?」と誘ってくる内田。


純は球技はやらないと決意したので

「ぃや、俺はやらない」ときっぱり言った。


すると内田は

「俺‥‥サッカーに友達いなくてさぁ、純が仮入だけでもいいからやってくれたら楽しくなるかなと思って‥‥ほら、純まだ部活決めてなかったろ?だから仮入だけでいいから頼む!」と必死に頼んできた。


「まぁ‥‥仮入だけなら‥‥」と少々強引だなと思いつつも承諾した。


電話を切ると、なんだか内田からの電話が高校になってからの友達からの初めての電話だったので嬉しくなった!


その後純はウキウキしながらも眠りについた。


━━翌日


朝起きてみると時間は‥‥ヤバい‥‥遅刻だ‥‥


すぐに着替えて飯も食わずにダッシュで風を切るように学校へ向かった。


すると前方に緑山高校の制服を来た女子が走っていた。しかも足が速い‥‥


純は負けず嫌いなのでその女子を抜き去った。


するとその女子は‥‥由香だった。


「ゆ、由香?」と、純。


「純?おはよー!」と、由香。


とりあえず二人はダッシュで学校に向かい、なんとか学校には間に合った。


「はぁ、はぁ、なんとか間に合ったな。」と、純。


「そうだね‥‥てか純くん‥‥足速いね‥‥昨日の体育の時間も思ったけど何かスポーツやってるの?」由香は言う。


「ぃや‥‥何も‥‥」と、純。


すると由香は

「じゃ、じゃあ純陸上部入らない?私も陸上部なんだ」と突然の勧誘。


「‥‥えっ?」純はテンパった。


これで純にはサッカー部、陸上部という選択肢が出来た。

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