第四十五話:決闘の結末
ボーリングもいよいよおおずめ!!!!!そして明との別れの時間は近い!!
咲「行くわよ!それ。」
咲の投げたボールは綺麗な弧を描き見事ストライク。
執事「ほほぅ、ならば私も」
執事はそう言うと、またもやストライクを出した。
純「‥‥今の執事の投球フォーム‥‥」
由香「純のお姉さんと同じフォーム‥‥コピーしたの?」
純「ちっ、姉貴なんて雑魚に等しいって事か!」
咲「‥‥執事さん、私を見下そうと構いませんが、最後に笑うのはこの私ですよ。」
純「なんかこの二人怖い‥‥」
一方のグループは‥‥
明「とりゃぁ!」
ボールは曲がりに曲がりに、ヘッドピンに当たらず、惜しくも8本倒れた。
明「ちっ、残っちまったか‥‥」
亜紀「が、頑張れ〜!」
明「よ、よぉし、とぉ!」
明は力みすぎたせいか、ボールはガーターとなってしまった。
桃「お、おしい!」
明「くそぉー!」
真美「お疲れ、ドンマイ。」
亜紀「あっ、次は私の番か。」
亜紀がレーンに立つと、真美は亜紀に聞こえないように明に質問をした。
真美「あんた、亜紀の事どう思ってんの?」
明「べ、別にどうも‥‥」
真美「言っとくけど、亜紀は今日あんたにコクるつもりだよ。」
明「‥‥」
真美「まっ、頑張りなさい!」
真美は明の背中を強く叩いた。
そして対する咲と執事の戦いは今10レーンの3回目で、咲が9本倒せば同点、ストライクで完全勝利という最後の戦いが繰り広げられていた。
咲は色々な回想をし、その一球に全てをかけた。
咲がボールを投げた。
果たして‥‥‥
「カランカラン!」
ボーリング場に音が響く。
咲は前を見ると、一本のそびえ立つピンがあった。
咲「‥‥同点ね」
執事「そのようですね」
その瞬間二人はかたく握手をした。
こうしてボーリング大会は幕をおろした。