第三十九話:明の決断
合宿を無事終えた緑山高校は‥‥‥‥‥‥‥
そして明は‥‥‥
純は、家に一人でいた。
純「しゃぁぁ、今日は合宿の次の日ということもあり休みだし、羽を伸ばすか!」
とりあえず純は手当たり次第にメールを送った。
『今日どっかで遊ばね?』
まず返信が返ってきたのは‥‥剣菱だ!
『ごめ〜ん、今沖縄いるんだ(≧ε≦)
またの機会にヾ( ̄3 ̄)』
純は剣菱の性格に似合わずよく絵文字を使うなぁと思った。
こんな感じで内田、遠藤にも断られ、結局明と遊ぶことにした。
遊び場所は〇〇駅前だ!
純「カラオケ行こうぜ!」
明「よぉし、純には得点で負けないぜ。」
こうして二人は楽しい時間を過ごした。
日も沈みかけ、そろそろ解散ムードが漂った時、明は純に言った。
明「俺さぁ、鹿児島に一年間だけ転校する事になるかもしれないんだ。」
純はいきなりの事に飲んでいたオレンジジュースを吹き出し、むせかえった。
純「ゴホッ‥‥本当か?なんでまた急に。」
明「実はな‥‥妹の白血病を治せる凄腕の医者を見付けたんだ‥‥それで‥‥」
純「良かったじゃん!まぁ‥‥純と陸上出来ないのは残念だけど‥‥高三の総体には戻ってくるんだろ?それまで待ってるぜ!」
明「純‥‥よし、決めた、来週には鹿児島に行くよ。それと‥‥来年のインターハイで会えたら会おうな!」
純「そうだな。」
二人は遊びまくり帰路に着いた。
━━翌日
田中先生「そうか、明は鹿児島に行くのか‥‥」
明「突然スイマセン。高3になったら戻ってきます。」
そして放課後、部員のみんなにもその事を伝えた。
鈴木「そうか、寂しくなるな‥‥」
セバスチャン「アキラト、リレーデキナイネー」
明「スイマセン先輩達。」
亜紀「‥‥‥ちゃんと来年のこの時期までには戻ってきなさいよね。」
明「あぁ、分かってる。」
こうして全てを伝えた明。
明が鹿児島に行くまで残り6日となった。