第三十六話:合宿その十三
ついに合宿も最終日に突入!果たして最後の練習メニューは‥‥‥
━━合宿最終日
純「ふわぁぁぁ〜、眠ぃ〜。」
明「朝練めんどいなぁ‥‥でも今日で最後だ!」
二人がそう話していると、鈴木が突然二人の間に入ってきた。
鈴木「ふふふ、たしかに今日は最後だが、緑山高校名物階段3690段うさぎ跳があることを忘れちゃいけないよ。」
そう、緑山高校は毎年合宿最終日に、宿舎の近くにある長い階段でうさぎ跳をするのだ。
セバスチャン「アレシヌカラキライネー。」
ソバスチャン「だけど身体を鍛えるにはもってこいですよ。」
純「まぁ要するに辛いってことですね‥‥」
明「純、一緒に頑張ろうぜ!」
純「おぅ、そうだな!」
朝練は終わり朝御飯の時間になった。
由香「なんかぁ、噂によるとあの階段3690段で毎年八割は途中でリタイアするらしいよ。それでもって登りきった人は必ずリレーメンバーやスタメン入りできるらしいよ。」
純「へぇ〜、じゃぁ頑張って登り切らないとなぁ‥‥」
明「なぁに、俺らなら大丈夫だよ!」
亜紀「そうね、私達に出来ないことは無いわ!」
こうしてみんなの意志は高まっていった。
そして練習時間になった。
鈴木「よぅし、じゃぁグループに別れて五分ごとにここを出るぞ!これがグループ表だ!」
鈴木はどこからともなくグループ表を出した。
Aグループ:明、亜紀、ソバスチャン、その他
Bグループ:由香、セバスチャン、鈴木、その他
Cグループ:純、その他
純「げっ!一番最後かよ‥‥」
明「俺は最初のグループかぁ‥‥」
亜紀「私もだよ!」
由香「私は二組目ね!」
そして、運命の時間が始まった。
田中「Aグループ位置についてよぅい、スタート!」
みんなは一斉に駆け出していった。