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ゼロ  作者: ハッシー
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第三十五話:合宿その十二〜HANABI〜

合宿三日目のキツい練習を乗り越え、息抜きに花火大会をやることに!

陸上部一行は、花火大会の集合場所、ロビーにいた。


鈴木「花火は持ったかぁ〜?」


一同「オー!」


鈴木「バケツと水は持ったかぁ〜?」


一同「オー!」


鈴木「チャッカマンは持ったかぁ〜?」


一同「オー!」


鈴木「それじゃぁ行くぞぉ〜!」


一同「オー!」


こうして一同は花火をするために広場へと直行した。


━━数分後


鈴木「ようし着いたぞ!


明「よぅし、ロウソクに点火だ!」


こうして花火大会は始まった。


そして純と明は線香花火バトルを始めた。


二人の花火に火が点される。


スタート!


純「イッケェ〜!!」


明「負けるかぁ〜!」


ほとばしる火花。もはやどちらが勝ってもおかしくない状況だった。


そして‥‥


明の火種が落ちた。そう、これは明の負けを意味する。


純「いぇ〜い、勝ったぜぃ!」


明「ま‥負けた‥‥」


明は落ち込み、へなへなとその場に座り込んだ。


亜紀「全くあんたは負けたぐらいでだらしないわねぇ。」


突然亜紀が一喝した。


そして亜紀が明に手をのばす。


明「亜紀‥‥俺を励ましてくれるのか‥‥ありがとう」


明は亜紀の手をとった。


しかし、この時二人の頬が赤くなった。


亜紀と明は恥ずかしさのあまり、手を離した。


明「ご‥ごめん‥‥」


亜紀「べ‥‥べつに!」


明かに焦る二人。


そしてこの状況を見ていたのは‥‥由香だ!


由香「ははぁん、なるほどね。これは面白そうだわ。」


由香は一人微笑を浮かべるのだった。


そして花火大会も終盤を向かえ、打上げ花火をするだけとなった。


鈴木が点火のカウントダウンを始める。


鈴木「3‥2‥1!」


ヒュ〜〜‥‥‥パァン!


見事花火は輝きを纏い花ひらいた。


そしてこの時部員一同はひとつとなり、この厳しい合宿も残り1日だということを実感したのだった。


皆は宿に帰り、最後の日に向けて、静かに眠りについた。


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