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ゼロ  作者: ハッシー
33/62

第三十ニ話:合宿その九

三日目に突入した合宿。


果たして‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

緑山高校に忍び寄る影、それは?


「あ‥‥あれは!?」


由香

「あのジャージ‥‥もしかして黒山高校の」


田中先生

「わしが呼んどいたんじゃ。黒山高校の他に白山高校と赤山高校も呼んどいたぞ。」


鈴木

「そうか、午後の練習は合同練習か!」


すると一人の男が明のもとに寄ってきた。


塚地

「よぉ明、元気か!」


「よぉ俊、久しぶりだな。お前黒山高校だったんだ。」


寺井

「俺は白山高校だぜ。」


「洋、お前もいたのか?」


鳥居

「俺は赤山高校だ、明!」


「賢まで!」


「明、この人達は‥‥」


「あぁ紹介が遅れたな、この三人は中学時代に俺と四継メンバーだったんだ。」


「へぇ、じゃぁ会うのは久しぶりなんだね!」


「あぁ、なんか嬉しいぜ。」


田中先生

「さぁて、ノロケ話もここら辺にして本題に入ろうかのぉ。」


「練習って何するんですか?」


田中先生

「ん〜、そうじゃな、とりあえず、リレーかのぅ‥‥」


「まじで?来たぜぇ!」


田中先生

「緑山高校からは‥‥‥このオーダーじゃな。」


一走‥純

二走‥鈴木

三走‥セバスチャン

四走‥明


「ってかよく考えたら、俺らバトン練習してないじゃん!」


田中先生

「お前らなら生まれつきの野性的勘で出来るはずじゃ。」


セバスチャン

「ミーモデキルトオモウネー」


こうして四継リレーの火蓋は切って落とされることになった。


ちなみにインコースから、赤山、黒山、白山、緑山、である。


田中先生

「位置について、よ〜い」


パァン、と雷官(ピストル)がなった。


純は勢いよくスタート!


最初はかなり上手く走れた。


しかし‥‥


純の耳元を一つの風が通りすぎた。


そして純の視界に入ったのは‥‥白山高校だ!


純はクソッ!と思ってピッチを上げるが追い付かない。


田中先生

「ふむ、純はコーナリング技術が欠けとおるのぉ。」


純は黒山高校にも抜かれ、バトンを鈴木に渡した。


その時の鈴木は前の二人を捕らえるかのような凄い形相をした走る猛獣のようだった。

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