第二話:部活
新入生歓迎会や部活紹介を終えた純はどこの部に入るか迷っていた‥‥
知らない間に闇は過ぎ去り心地よい朝になっていた。
純は制服に着替えて、適当に手グシで髪を整え、パンをくわえながら家を飛び出した!
学校に着くとすでに学校に着いていた明が何人かの友達と会話しているのが見えた。
明は純の存在に気づくとすぐに近寄った。
「純おはよ〜さん!!」朝にも関わらずテンションが高い明。
「おはよ明」と、眠たそうに純は言う。
「そういえば今日は身体測定の後に部活紹介を兼ねた新入生歓迎会があるんだってさ。」と、明。
「そ、そうなの?聞いてねぇよ‥‥」と、純。
「純は卓球部入るのか?」と、すかさず明。
「僕は‥‥多分帰宅部かな!」と、純。
「そうなんだ!じゃ俺と同じだな!」と、明。
その時チャイムが教室に鳴り響いた。
「じゃまたあとで!」と、明。
軽く純はそれに対して手を振った。
‥‥‥身体測定も終わり、いよいよ新入生歓迎会が始まった。
中でも部活紹介は皆をあっと驚かせるようなものばかりだった。
新入生歓迎会も終わり純は帰宅部のつもりだったが部紹介をみて何かの部に入ることを決心した。
卓球部に入ろうかとも考えたが、中学時代にあまりいい思い出がなかったので候補には入れなかった。
運動部に入ろうとしたが、純は球技はとても苦手だったのでほとんどの運動部は候補から外れて、結局候補は‥‥
・水泳部
・陸上部
・レスリング部
などの候補をあげたが中々決らない‥‥。
とりあえず仮入をしようとしたが、めんどくさくなり後回しにした。
帰りは明とその友達の、内田や遠藤と帰った。
「俺はサッカー部入るかなぁ」と、内田。
「俺はテニス部!!」と、遠藤。
それを聞いた純は
「俺はまだ決めてないんだぁ」と、ぼやいた。
「なんだよ、帰宅部じゃなかったのかよ、まぁ普通は部活入るもんだよな。」と、明は言った。
しかし純は明の表情が寂しげになったのを察した。
この時純はまだ明の過去を知るよしもなかった‥‥。