第十八話:記録会1
純は定期的に行われる陸上の記録会に出ることになる。対する明は‥‥
純は夢の中でこんな夢を見た。
明がインターハイへ行き純だけが取り残される夢。
明は最近よくこの夢を見る。
これは予知夢か?などと思ったりもするが純はそんなことは無いと自分を励ました。
そしてあくる日‥‥テストが帰ってきた。
純
「僕‥‥赤点無いじゃん!」
純は部活を続けられる喜びを感じた。
明も英語でスレスレだった。
とりあえず内田、遠藤も赤点をとらずにすんで、みんなハッピーだった。
そして放課後田中先生が陸上の記録会の話をした。
先生
「あぁ‥再来週の日曜日に記録会あるから出たい種目この紙に書いて提出して。」
純はその紙を見た瞬間、目が輝いた。記録会といえど純にとっては正式タイムをとるのは初めてだからだ。
純
「よぉ〜し、頑張るぞ!」
明
「気合い入ってんなぁ、俺も頑張んないと♪♪ところで純はどの種目でるの?」
純
「僕はやっぱり100mかなぁ、明は?」
明
「俺も100mかなぁ‥‥」
純
「ところで明って中学時代ベストタイムはいくつだったの?」
明
「あぁ、俺は一応‥‥」
明が言葉を言い終わる前に、
久住
「おぉ、明探したぞ。お前は中学時代しょっちゅう100m走ってたみたいだから今回は400mやってみろと田中先生から言伝てを預かってきた。」
明
「マジスかぁ?俺400m苦手なのに‥‥」
久住
「まぁ気合いで頑張れ!」
明
「は‥はい」
純
「お前も不運なヤツだなぁ」
笑いながら言った。
明
「まぁ俺には体力が足りないから丁度いいかもしれないな。」
純
「まぁお互い記録会がんばろうぜ!」
この後純と明は種目を書いた紙を先生に提出した。
その後純は一回一回の練習に集中して、加速走も大分早くなっていった。
そして二週間後‥‥
純は記録会のある競技場に向かった。