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惑星ラアンタ政府軍アースリンク軍特別精鋭兵レンジャー、それは敵対生命体アストリアンとの戦いの後、設立された再びアストリアンと最前線で戦う為の精鋭兵の名称だった。惑星ラアンタ勢力下の惑星の数ある優秀な特殊部隊員などの頂点であるレンジャー。その日レンジャー達の中でも特に優秀なレンジャー隊員である事が要請される精鋭中の精鋭である惑星ノアのアースリンク軍特別精鋭部隊第7独立レンジャー大隊配属を志願してその一員となるべく軍服を着た若いレンジャーの女性が広い家の部屋で母親と小さな娘に別れの挨拶をしていた
「ミア、、、やっぱりノアへ行くの?」
「うん、正式に決まった訳じゃないけどアストリアンがまた来た時は誰かがそれを防がないと」
「でも、とても心配だわ」
「母さん!ミアお姉ちゃんならアストリアン達なんて敵じゃないよ!」
「ありがとう、レア、お母さん心配しないでまた休暇の時は顔をだすわ」
「、、気をつけるのよ?ミア」
「はい、行ってきます!レア、お母さんを頼むわよ」
「うん!」
惑星ラアンタやその勢力下の惑星の統括政府軍であるアースリンク軍の士官学校を卒業して惑星ノアのアースリンク軍特別精鋭部隊第七独立レンジャー大隊第6中隊第4小隊長として配属希望を出していたミアは休暇中に会っていた家族である母ディアナと妹のレアに別れを告げアースリンク軍の一基地へと車を走らせた。軍の出入り口にある大きな自動ゲートを通り車を降りて士官用の兵舎に向かう途中、手前にある下士官兵用の兵舎の前で自身がラアンタのこの基地で2年間一緒に過ごした下士官や兵達の顔を思い出していた。通りかかったそんなミアを見て一人の若い男が敬礼して挨拶をした。顔なじみの顔で階級章は上等兵だった
「アナベル小隊長!惑星ノアへ向かわれるのでありますか?!」
「ええ多分ね、キニアス上等兵、この星の防衛は貴方達にかかってるわよ、私が居なくなってもベネット軍曹達の元でしっかり職務に励んで」
「了解であります!小隊長!!」
キニアスと別れるとミアは士官用の兵舎に向かう。ラアンタの一基地の兵舎は士官用と下司官兵用に分かれているが各兵舎は男女共有のエリアを持っていた。士官用の兵舎の共有エリアに入るとミアと同じ少尉の階級章を身に着けた女性が近づいて来る。
「ちょっとミア、ノア行きを志願したって本当?!アストリアンがまた攻めて来た時、最前線で戦うのよ?正気?」
「エリス、貴方もレンジャーでしょう?私はアストリアン達からこの星や他のラアンタ人の住む惑星を守る軍の一員となるために入ったのよ?アストリアンがこの星を一度ほぼ死滅させたのは学校で習ったでしょう」
「そんなの3000年も前の話でしょ!アストアンとの戦争なんて各惑星の宇宙艦隊や空軍や海軍にでも任せておけばいいのよ」
親友でもあるエリスの発言に苦笑いを浮かべていると一人の男がやって来る階級は中佐だった。
ミアとエリスは男に敬礼すると男はエリスに行った
「アストリアン達やそのブレーンであるキザリス達が身に着ける装甲にはレイソードなどの白兵戦武器が最も有効だ、惑星ノアで勝利に導いたのは軍の1%にも満たない特殊部隊員達の活躍によるものだ、それは習わなかったのか?それに最前線で戦う者は誰でも歓迎するぞ、少尉?」
「失礼いたしました!!」
慌てるエリスから男はミアに視線を向けると口を開いた。
「君が英雄である惑星ノアのアースリンク軍ワステン特殊武装突撃旅団長カース・ラナベル准将の娘ミア・ラナベル少尉だな?私はガレン・マクスエル中佐だ、惑星ノアのアースリンク軍特別精鋭部隊第7独立レンジャー大隊の隊長だ、君の他にも優秀な士官や下司官、兵を視察してスカウトする為にこの母星に来た、よろしく、アナベル少尉」
「はい!中佐」
「君の預かっていた小隊は優秀で私は非常に高く評価している、この基地の指令官であるノーズマン少将の許可があれば君と共にその小隊の者達を惑星ノア、アースリンク軍特別精鋭大隊第7レンジャー大隊第6中隊第4小隊として配属してもらうつもりだ、期待しているぞアナベル少尉」
「了解しました、中佐!」
「それからエリス・ディベラ少尉!君の小隊も高く評価している、君達の小隊は第6中隊第3小隊として配属してもらうつもりだ、、では私は他の小隊を視察に行く」
その場を去るガレン中佐に敬礼していたエリスはミアを見た。
「私も行くの?!」
困惑するエリスにミアは苦笑いをして言った。
「これからもよろしくね、エリス」
「、、、よろしく、、、ミア」
ミアはうなだれたエリスと共にその日は兵舎で休んだ、隣のベットで眠るエリスを見ながらエリスに言われたことを思い出していた正直に言えば惑星ノアに行く事はミアも不安だったがそれ以上に父であるカースの様にりたいという気持ちが勝っていた。そしてこの二年間共に訓練した小隊の者達と行く事を嬉しく思い自分も休むことにした。




