のじゃろり食う
宮城県仙台市。東雲家の本家がある。そこに俺とじゃが様は向かった。
「こっちだ崇人。」
「うん。」
東雲家の本家は何回か来たことはあるが、流石に大きい家なので把握はしてない。縁側を通っていくつも部屋を通り過ぎた後。注連縄で括られた部屋の前にたどり着いた。
「ここだ。」
「ここに・・・」
「ああ。祟られた人は中にいる。じゃが様どうですか?」
「のじゃ・・・そうじゃの〜」
じゃが様は襖をさわさわ触って何かを確かめている。何してるんだろう・・・
「確かに、人間を祟る程の力はあるようじゃが、大したこと無いのう。儂にとってはこの程度の神仏は低級霊と変わらないのじゃ。」
「そうですか。じゃが様早速良いですか。」
「のじゃ!良いのじゃ。して英智。」
「はい。」
「儂は真の姿を解放して、こいつを滅ぼすのじゃ。中に儂が入ったら、出てくるまで絶対に開けちゃダメなのじゃ。」
「わかりました。」
「崇人も。心配になって開けたりしたらダメなのじゃ。儂の真の姿を見られたらここら一帯に呪いが降りかかるのじゃ。酷いと仙台が無くなってしまうのじゃ。」
「わかったよじゃが様。」
「のじゃあ〜じゃあ行ってくるのじゃ〜」
じゃが様は注連縄を最も容易く引き千切り、襖を開けて中に入っていった。そしてすぐに、襖の隙間から邪気が漏れ始めた。本当に真の姿になったらしい。
「崇人。俺は新しい注連縄を持ってくる。崇人は邪気に当てられないよう別な部屋にいなさい。琴。」
「うん。」
「琴は崇人を連れていって。」
「うん。行こうたかちゃん。」
「うん。」
こうして別室に案内された。こと姉はおやつを出してくれてしばらく待った。そして2時間・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「終わったのじゃ〜」
別室でこと姉と時間を潰していたらじゃが様が来た・・・ちょっと巻き角が邪気を放っている。
「崇人?」
「じゃが様、角が邪気を放ってますよ。」
「おっといけないのじゃ。」
スッと邪気が消える。こと姉もほっとしていた。
「じゃが様どうでした?」
「こと。大した事無かったのじゃ。これなら昨日スーパーロードファイターファイブで対戦した猛者の方が強かったのじゃ。」
「そうなの・・・」
「じゃが様、もう大丈夫なの?」
「大丈夫なのじゃ!!もう復活も出来ないくらい滅ぼしてやったのじゃ!ああいう野良神仏は適当な信仰しか持ってないから儂の相手にもならないのじゃ。」
「そっか。」
「こと〜儂、頑張ったからファンパオレンジとポテチ欲しいのじゃ〜」
「わかった!いいよ!」
「崇人もいいのじゃ?」
「いいよ。」
「ありがとうなのじゃ!!」
そう言ってじゃが様はソファーに座り、こと姉がおやつを取りに行った。じゃが様はいつの間にかポータブルゲーム機でゲームしていた。
「崇人〜晩御飯は牛タンが食べたいのじゃ〜」
「え?そうなの?ひで兄に聞いてみてくださいよ。」
「わかったのじゃ〜」
こと姉がファンパオレンジとポテチを持ってくるとじゃが様は遠慮なく食べ始めた。本当に大した事無かったんだな。
「琴、琴?」
「なあにー!お兄ちゃん!こっちー!」
「こっちか琴、祟られていた女性を病院に連れていく。琴は崇人見ていてくれ。」
「はーい。」
それから俺とじゃが様はこと姉の部屋に行き、ゲームしていた。意外とこと姉はゲーム強いんだよな。ボコボコにされたじゃが様は涙目で呪う、呪うと呟いていたが流石にじゃが様もこと姉は呪わないだろう。こと姉がチョコレートを食べさせてあげてご機嫌を取っていた。
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
翌日。東雲家に一泊した俺たちはこと姉の説得により仙台で遊ぶ事にした。こと姉はカラオケ行きたい!と言っていたがじゃが様がいるので却下。じゃが様の歌声は呪いの歌声なので、もし漏れ出したら大量の呪いを撒き散らしてしまう。それに気づいたこと姉はやばいと思ったのかカラオケはやめようとなった。じゃあ何処行くと言ったらじゃが様がゲームの攻略本が欲しいと行ったのでライチブックスというオタク向け本屋さんに行くことにした。
「おー漫画がいっぱいなのじゃ。」
「あたしも欲しい新刊あったんだよね。」
「俺は漫画より小説派だからなぁ。」
こと姉は何冊か漫画を買って、じゃが様は大判の格ゲーの攻略本を買った。俺はTRPGのシナリオ本の同人誌を。じゃが様はホクホク顔でいた。
「これこれ!これ欲しかったのじゃ!」
「良かったねーじゃが様。」
「こと!ありがとうなのじゃ!」
「いえいえ〜ねぇたかちゃんお昼どうする?」
「ラーメンにするかぁ〜」
「ラーメン!じゃあこっちの良い匂いのするラーメンにするのじゃ!」
「じゃが様はや!」
「待ってじゃが様!」
走って行ったじゃが様を追いかけるともう既に券売機の前で悩んでいた。
「よっぺしゃんか。」
「ここ初めてだよあたし。」
「まぁいいんじゃない?」
「のじゃあ〜どうやって買えばいいんじゃ〜」
「はいはいじゃが様どう言うのが良い?」
「チャーシュー追加したいのじゃ!あともやしも!」
「はいはい。よっぺしゃんラーメンのチャーシューともやしトッピングと・・・」
「あたしは魚介豚骨ラーメンにしよ。」
「俺は激辛よっぺしゃんにしよう。」
券を買って席に座る。そしてじゃが様は券を差し出してよっぺしゃんラーメンの洗礼に会うのだった。
「スープの濃さと麺の硬さは?」
「は?」
「スープの濃さと麺の硬さですよ。」
「???」
じゃが様の目がぐるぐるしている。大丈夫か・・・?
「け、券を買って終わりじゃないのじゃ・・・?」
「オススメでいいですかー?」
「オススメでいいのじゃ・・・」
「はーい。」
俺たちも注文を決めて待つ。すぐさまラーメンが出てきて、舌鼓を打つ。が。
「美味いのじゃ〜」
「良かったねじゃが様・・・!?」
「のじゃ?こと?」
「あーじゃが様・・・」
「なんじゃ?」
「服が・・・」
「服・・・服?」
じゃが様は白いワンピースを着ている。そのワンピースは、ラーメンの飛んだ汁でマダラ模様になっていた。
「のじゃああああああ!!!!」
「あーあ。」
「じゃが様何してんです。」
「のじゃ・・・!!のじゃ!!おのれ・・・!!!おのれラーメン・・・!!!」
じゃが様の角からまた邪気が漏れ始めた。やばいな・・・
「じゃが様!邪気漏れてる!」
「のじゃああああ・・・」
「じゃが様抑えて。」
じゃが様は半泣きでラーメンのスープを飲み干すとドン!とカウンターにどんぶりを置いた。
「ごちそう・・・さまなのじゃ・・・」
「アイヨー!!!アリガトシャシャシター!!!」
「うう・・・お気に入りなのに・・・」
「じゃが様一旦帰ろうか。あたしのお古あげるよー」
「そうするのじゃ・・・」
東雲家へ帰った。そしてじゃが様お着替え大会になったので俺は居間で待つことに。そこにひで兄がやってきた。
「ひで兄。」
「崇人、じゃが様は?」
「じゃが様はこと姉と着替え中だよ。」
「そうか。」
ひで兄はどっかりとソファーに座ると大きく溜息を吐いた。
「ひで兄なんかあった・・・?」
「そうだな・・・」
「どうしたの・・・?俺が聞いて良いなら話聞くけど・・・」
「ああ・・・昨日、じゃが様に野良神仏を退治してもらっただろ?」
「うん。」
「あれ、野良神仏じゃ無かったみたいでな・・・」
「え・・・?」
「蔵王の・・・とある村で祀られていた、祠の主だとわかったんだ。それでそれを退治してしまったから・・・山崩れが起きたらしくてな・・・」
「ええ・・・」
「その責任を取れと言われてる・・・」
「そんな無茶な。」
「だからことの胸はデカすぎるのじゃ。儂の着れる服が子供の頃の服しか無いのは何事なのじゃ。」
「ごめんってばー」
「琴。」
「何お兄ちゃん。」
「ちょっと頼まれてくれないか。」
「うーんとりあえず話を・・・」
「ああ。」
そしてひで兄がこと姉に説明する。そして怒りを示したのはじゃが様だった。
「なんなのじゃそいつらは。」
「いえ、じゃが様、問題なのは祠にいたずらをした依頼者のせいでして・・・」
「それはわかる。そしてその責任もあるのも。じゃが責めるべきはその依頼者であって儂達ではない。」
じゃが様は青筋が浮かんでおりだいぶお怒りだ。マズイかな・・・
「ふん!英智。そいつらの村長の名前を出すのじゃ。」
「え?」
「早く。」
「えと・・・◯◯です。」
「のじゃーーーーー!!!!」
じゃが様の巻き角から黒い念が放たれた。マズイ呪った!!!
「これでおっけいなのじゃ。」
「じゃが様!?」
「じゃが様呪ったの!?」
「少し呪ったのじゃ。これで懲りるはずなのじゃ。」
「じゃが様!!!いつもあれほど簡単に呪っちゃダメだって・・・」
「ダメじゃ。今回は東雲家に害が出る可能性があるのじゃ。それを見過ごす事は出来ないのじゃ!」
「じゃが様・・・」
その時、ひで兄のスマホが鳴った。
「もしもし・・・はい?はい・・・」
「効果が出たようじゃの。」
「はい・・・はい。わかりました。」
「ひで兄なんだって。」
「私達が悪かった。もう手出しはしないって。」
「じゃが様何したの。」
「ふっふっふっふ・・・新作の呪いなのじゃ!!!題して!!!井戸水が全部コーヒー味になる呪い!!!」
「ええ・・・」
「まぁ味だけで普通の水なのじゃ。色もコーヒー色になるんじゃがの。」
「それで・・・」
「これで東雲家に文句を言ったらどうなるか思い知ったじゃろ。」
「酷い・・・」
「じゃが様祟り神だっての忘れてた・・・」
「こと!!儂はこわーいこわーい祟り神なのじゃぞ!!!忘れるとは何事なのじゃ!!!」
「ごめーん。」
「ひで兄大丈夫?」
「じゃが様どうしたら戻りますか?」
「のじゃ?お祓いすれば元に戻るのじゃ。英智が行けば良いのじゃ。」
「仕事が増えた・・・」
「あはは・・・」
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
仙台でもう一泊した後、東京に戻ってきた。
「のじゃあ〜ギルティゴアのランクマ潜るのじゃ〜」
「はいはい。俺は買い物行ってきますね。ファンパオレンジ無くなってるので。」
「わかったのじゃ〜」
そうして買い物に出て、帰ってきた。だけど、なんか静かだ。じゃが様がゲームしてるとのじゃのじゃうるさいはずなんだけど・・・
「じゃが様〜?」
「のじゃ?」
じゃが様は何故かゲームをしておらず、パソコンに齧り付いていた。じゃが様パソコン使えないはずなんだけど・・・
「のじゃ〜」
「じゃが様パソコン使えるの?」
「のじゃ!教えてもらったのじゃ!」
「教えてもらった?誰に?」
「ギルティゴアの猛者なのじゃ〜」
誰だ・・・?そして居間のテレビを見るとゲームのメッセージ画面。そこにはパソコンの検索の仕方が書いてあった。
「のじゃ〜儂が空中コンボ上手くいかなくて困ってたら猛者が手紙をくれたのじゃ。それでぱそこんでどうがを見ると良いって教えてくれたのじゃ〜」
「なるほど・・・」
そしてパソコンで動画を見るじゃが様。
「のじゃ!この人すごく上手いのじゃ!あけこんの手元も映してて勉強になるのじゃ!!」
「へぇ〜」
「のじゃ〜これは良いのじゃ。」
そして3時になった。じゃが様はパソコンを閉じていつもの様に言う。
「のじゃあ!!3時になったのじゃ!!ファンパオレンジとポテチが欲しいのじゃ〜!!」
「はいはい。」
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
三日後。あれからじゃが様はゲームをせず、パソコンに齧り付いている。あやふやだったローマ字入力もすっかり習得して、人差し指打ちだが結構早い。
「のじゃあ〜崇人〜」
「どうしたのじゃが様。」
「儂!ぬうちゅうばあになりたいのじゃ!」
「は?」
「これ見るのじゃ〜」
そうしてじゃが様がパソコンの動画を見せてくる。そこには女性が大騒ぎしながら格ゲーをやる画面があった。
「きゃぷちゃーぼーど!っていうのがあればゲームを配信出来るって聞いたのじゃ!崇人!お願いなのじゃ〜」
「まぁいいよ。」
「やったのじゃ!!!買いに行くぞ崇人!!!」
そうして秋葉原まで行き、パソコンショップへ。
「のじゃ〜なんかわかんないのじゃ〜」
「俺もわかんないよ・・・聞いてみよう。すみません。」
聞いたらキャプチャーボードは20000円から40000円するらしくお手軽なのは20000円程のモノとのこと。そして重要なのが・・・
「パソコンのスペックか・・・」
「のじゃ〜家にあるパソコンじゃ配信出来ないのじゃ?」
「かもしれない。」
「のじゃ〜!!それは困るのじゃ〜!!!」
「うーん・・・仕方ない。パソコンも買うか。」
「良いのじゃ?」
「うん。安い買い物じゃないけど・・・すぐは無理だよ。こと姉が詳しかったから今度来た時聞いてみましょう。」
「わかったのじゃ!!」
そしてまた数日後。
「パソコンが欲しい?」
「うんこと姉詳しいでしょ?」
「まぁ詳しいけど・・・」
「ゲームしながら配信するパソコンってどれくらい値段がするの?」
「そうねぇ。大体それくらいのことが出来るスペックのパソコンになると30万から40万くらいかしら。たかちゃんが配信するの?」
「いやじゃが様が。」
「じゃが様・・・?」
ここでこと姉が難色を示した。何か問題が?
「もしかしたらリスナーが呪われるかもしれない。」
「そうなの?」
「うんネット配信でもじゃが様の今の姿を見たら大なり小なり呪われるかもしれないの。」
「え・・・?」
「私達はある程度霊力があるから平気だけど。一般人はそうじゃない。可能性はゼロじゃないの。」
「そうか・・・じゃが様やっぱむr・・・」
「いやじゃいやじゃ!!!配信したいのじゃあ!!!」
「でもじゃが様、配信して呪われる人が出てきたらお兄ちゃんの約束を破る事になるかもしれないんだよ?」
「う・・・それはマズイのじゃ・・・」
「でしょ。配信はダメだよ。」
「しょんぼりなのじゃ・・・」
見るからに萎むじゃが様。いやほんとに萎んでる。大丈夫じゃが様。
「しょんぼり・・・」
「大丈夫じゃが様?」
「じゃ、じゃが様、霊力が少し弱まった・・・そんなに残念なのか・・・うーん・・・」
こと姉がうんうん悩む。何とか出来ないだろうか。
「そうだ!」
「のじゃ?」
「こと姉いい案があるの?」
「Vチューバーになれば良いのよ!」
「ぶいちゅーばー?なのじゃ?」
「なにそれ。」
「Vチューバーっていうのはね。アニメみたいな動くイラストを使って配信する配信者の事なの。これならじゃが様の姿は出ないから呪われる事は無いと思う。」
「のじゃあ!それがいいのじゃあ!」
「でもそれってどうすれば良いの?」
「イラストレーターさんに頼むから資金は必要だけど。行けるよ。」
「なるほど・・・」
「のじゃあ!!やったのじゃぶいちゅーばーになるのじゃあ!」
「良かったねじゃが様。」
「じゃあ機材選びに行こうか。イラストレーターさんの手配もあたしがやってあげる。」
「ありがとうこと姉。」
「いいよ。じゃが様が楽しく過ごしていれば。災害や呪いを振り撒く悪い存在にはならないと思うし。」
その通りだな。よし。じゃあやろう。
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
また数日後。
「やったのじゃ〜!!配信環境が出来たのじゃ〜!!」
新しいパソコンを買い、機材を揃え、設定を済ませた。これで一応配信出来る環境は整った。後は・・・
「イラストレーターさんの成果を待つだけだね〜」
「こと!ありがとうなのじゃ!」
「うんうん!じゃが様良かったね!」
「のじゃあ!!」
「こと姉後は?」
「さっきも言ったけどイラストレーターさんの出来次第かな。立ち絵と設定が出来たらLive2Dを依頼するから。」
「そうなんだ。」
「こと〜まだイラストレーターは出来ないのじゃ?」
「まだだよじゃが様。プロの仕事を急かしても何も良いことなんだよ。」
「のじゃ〜職人を急かして仕損じるというのはよくある話なのじゃ。」
「でしょ?」
「のじゃあ。」
こと姉がパソコンを操り、New tubeのページ画面を開く。
「じゃあじゃが様、テスト配信してみよっか。」
「わかったのじゃ!」
「じゃあたかちゃん。ライパッドでチャンネル開いて。」
「わかった。」
じゃが様が椅子に座り、マイクの調整をする。まずは音声だけでゲーム画面を映すらしい。
「お、映った。」
「じゃが様何か喋ってみて。」
「こんにちはなのじゃ〜」
テスト配信と銘打った配信からじゃが様の声がする。成功だ!
「じゃが様!成功ですよ!」
「やったのじゃ!じゃあゲームしてみるのじゃ!」
配信画面に格ゲーの画面が映り、プレイが始まる。のじゃのじゃうるさいがちゃんと配信になってる。
「じゃが様どう?」
「良い感じじゃ〜配信すごいのじゃ!」
「これで後は体が出来れば配信出来るね。」
「のじゃ〜」
「イラストレーターさんの完成品はあたしの所に来るからそうしたらLive2Dの依頼出して、それが完成したらまた来るね。」
「お願いこと姉。」
「うん!それじゃお掃除して晩御飯作ったらあたし帰るね。」
「うん。」
「こと〜!!ありがとうなのじゃ〜!!」
「うんうん!!」
こうしてじゃが様Vチューバー化が始まったのだった。なんにも無ければ良いけど。