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手術当日

 日頃仕事を休めない休めないといっている亭主殿の運転で、指定の時間に病院に向かいました。アキレス腱の手術とは言え、麻酔でショック症状が出ないとも限らないわけです。そうなったときの一大決定は、さすがに父ではなく配偶者なんでしょうねぇ。そんな話をして、亭主殿に仕事を休んでもらいました。休みがもらえないと思っているのは亭主殿だけ。職場の方は、連れ合いの手術だということで、ちゃんと休みをくれたそうです。

 

 入院前診察の時のことです。

「先生、局部麻酔なんて言わないで全身麻酔になりませんかねぇ。緊急で来た時、先生の説明を聞きながら去年背中のおできを切った時のことを思い出して、貧血起こしたんです。麻酔で気持ち悪くなったんじゃないんですよ。その、切って取る途中で麻酔が効いていないとこがありましたねぇ、追加で麻酔打たれたりね。その、痛みはないんですけど引っ張られたりする感覚が気持ち悪くて気持ち悪くて、だめです? 」と私。

 前々日の緊急での診察で、手術についての説明がありました。局部麻酔を打ち、切開して筋肉や筋にも麻酔を打っての手術になるとのこと。その際のリスクとして、麻酔によるショック、感染症、ギプツで1ヶ月固定することによる血栓の可能性等々。今ここで列記していても気持ち悪くなりそうですけど、説明があったのです。その時に、昨年の背中のおできを取った時のことを思い出して、貧血を起こしたのでした。

 貧血を起こしたときのことを思い出したのか、担当の先生は苦笑いです。

「じゃぁ、まったく意識をなくすことはできませんが、ぼんやりさせる薬を使いますか」と言っていただきました。


 診察の後、病棟の看護師さんに病室へ案内されました。身長・体重の測定です。何年も体重なんて測ってないのに、お恥ずかしい。

 病室に入り、患者着に着替えました。昔から患者着のレンタルってあったとは思うのですが、最近はそれ専用の業者があるんですねぇ。1日数百円で、患者着とタオルがレンタルできます。前あきの下着なんて言われたので、患者着も何か特別なものを用意しなくちゃいけないのかと思ってレンタルすることに決めました。入院の期間が長くなるのなら、自前の物を用意しなくちゃ、と思ったのですがねぇ。短期間ならレンタルした方がお得。おまけに歯ブラシやコップ、ティッシュまでいただけるのならと。

 着替えた後は、点滴です。このためだけに、前あきなんですねぇ。ってかこれだけのためなら、普通のTシャツでもよかったのではないかと。あとはお昼寝です。時間はお昼時、病室のほかの方々はお昼を召し上がっています。手術前で食事抜きの私は、狸寝入りしかやることがありません。亭主殿には自分でお昼を自分て調達してもらうことにしました。


 思っていた以上に待たされたあと、いよいよ手術です。車いすに乗せられて、担当の看護婦さんに手術室まで運ばれていきます。運ばれている途中

「アキレス腱が切れるときって、音するんですか」って、看護婦さん。今ここで聞きます?バシって音聞こえましたよ。前の日、買い物の時にあった知り合いにも聞かれたし、みんな他人事だと思って。

 運ばれたのは、これでもかというほど厳重に滅菌された部屋です。外の扉が開いていると、内側の扉があかないようになっている二重扉です。その扉の奥には、またいくつかの手術室があり、一番奥に連れていかれました。


 手術は、痛かったですよぉ。約束通り、意識をぼーっとする薬は投入されたようです。でも、感覚的にビール1本飲んだくらいで、まったく意味がありません。麻酔だって、切られても痛さはないので効いていたのだと思います。でもねぇ、筋が引っ張られれるときの痛さと言ったら・・・。

 手術後、カンフル室で担当の先生と亭主殿を交えていのお話です。手術中の写真を見ますかって、私は絶対に嫌だって断っておきました。亭主殿はいてましたけど、理解できたのかなぁ。

 何でも断裂した場所が、若い人なら筋の固いところなのだそうです。が、私は年配なので筋肉っぽいところと筋の境目が断裂していたので、縫い合わせるのに、ひと手間ふた手間かかったとか。だから、1時間って言われた手術が、2時間もかかったんですねぇ。

 

 食事の制限はないとのこと。1階のコンビニでお弁当を買って夕飯にしました。

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