松葉杖なしの生活に向けて
ギプツはとれてるんですけど、おまけです。
この連載を始めた時、ギプツが取れればそれでおしまいだと思っていたのです。そりゃね、息子が骨折した時に、ギプツが取れてすぐに手が動かなかったのは見ていましたよ。でも、何かの拍子に手を出して、あっという間に普通に動かしていました。帝王切開した時だって、1ヶ月経ったら普通の生活をしていたんじゃないだろうか。そんなことがあって1ヶ月経てばなんとなく、普通の生活が送れるような気がしていたのです。
ところが実際には、ギプツが取れてからが治療の本番とい言った感じです。山登りなら、目の前の坂を登りきったら頂上だと思っていたら、その先に超急坂がみえてその先が本当の頂上だったといった感じです。
余談ではありますが、この数週間陳腐なサブストリー付きの50問詰将棋をやっていました。50問目の問題を終わってこれでお話の結末がわかると思ったら、最終問題が超難問。ヒントをクリックしたら『魔王が強すぎてヒントがだせない』なんてふざけた文字が。どしてもわからなくて、もう何日もにらめっこしています。こんな感じ。
ギプツをとった日のリハビリ終了後の理学療法士さんの言葉。
「来週のどこかで、リハビリの経過の様子をみさせてください」だそうです。そんなに私の状況悪かったのでしょうか。それともう一言。
「しっかり体重掛けないと、縮んだアキレス腱は伸びませんからねぇ」
はやくなおしたい一心で、次のリハビリまでの数日頑張りましたよ。言われた通り足と体幹の筋トレをして、一升瓶をゴロゴロしたり、油汗流しながらゆっくりとアキレス腱を延ばすストレッチをしたり。息子が同級生の出るわんぱく相撲が見たいっていうから、連れて行って会場の近くで一所懸命歩いたり。
スーパーの身体障害者用の駐車場に停めて、貼り紙もされました。客のところを信頼できないのかと、一瞬頭にも来ましたけどね。体に何の不便もない方が、混んだ時間に時間帯に停めているの見てるしねぇ。でぇ、その場所に停められる証明書というのは、県の福祉課で発行しているそうです。あと数週間のことですから、県の福祉課まで行くのも面倒です。それよりも、体の不便な人を県の福祉課まで出向かせる制度ってどうなんでしょうか。100均ショップで、車いすのステッカー売ってるけど意味があるんだろうか。数週間のことだからと言って、100円をケチった私です。
そんなこんなで、リハビリの日なりました。今回は父の朝一の診察と一緒に行くので、出かけるまでは大忙しです。とりあえずやることだけやって、車に乗り込みました。そして診察室へ。
「あれ、また片足に逆戻りですか」と担当の理学療法士。
「朝起きてすぐには、痛くて足付けないんです。一升瓶でほぐして、足温めてからでないと」
「そうですか、それじゃボールで足ほぐしてから歩きますか」
切った左足で、ボールを前後にゴロゴロしている最中に、一気にいろんなことを聞いてみました。
「傷口ってまだ痛いもんですか?お風呂で足を洗っているとかかとの辺りはまだしびれているし。こっちの足腫れてるんじゃなくて、むくんでるんですよねぇ」
「がっつり切ってますからねぇ、痛くて当然です。手術した時に一緒に細かい神経も切れていますから、それが少しづつつながるせいで、痺れたような感じがするんです。痛いのは、薬で何とかしてください」
鎮痛剤の存在をすっかり忘れていました。まだ、鎮痛剤を服用していてよかったんですねぇ。
リハビリ室を回診している先生の診察を受け、鎮痛剤を処方してもらってかえって来たのでした。




