ギプツは取れたけど
ちっと汚いお話かも、です。
世のなかに、指折り数えて待つという言葉があります。今回、この言葉を実感しました。
重たい片足ギプツ生活。中の綿がへたるのか、足の筋肉が落ちるのか。まかれた当初は動きもしないギプツが、10日もするとグラグラしてきます。すると、傷口とギプツがすれて痛い。それに足がところどころ痙攣しているのか、ギプツの中で虫が入っているような感覚も時々します。かゆくても搔けないし。お風呂にはいいても、片足だけぬらさないようにお風呂に入るのは、結構疲れます。体が温まって汗をかけば、ギプツの中が蒸れて、傷口は痛むし。ギプツが取れれば、とりあえずこんな生活から抜け出せると、まさに指折り数えて診察日を待っていました。
左足のスニーカーとソックスをリックに入れて、いざ診察です。前回と同じように、倉庫のような処置室でギプツを切断します。前回痛い思いをしたので、びくびくです。ちょっとでも中間にある綿に触れる感覚がすると、大袈裟にびくついていました。今回は痛い思いもなく終了。看護師さん、臆病者でごめんなさい。
診察室に移り、ギプツがとられます。ふくらはぎをもんだり、傷口をなでたりしながら診察が終わりました。
「これで、リハビリ室に行ってギプツなしの20キロ加重の歩行訓練してくださいねぇ。それと、再断裂の可能性が高くなるのはこれからですから、気を付けてください」ですって。もう一回、最初からやり直しになるのは、勘弁です。
ギプツなしで、松葉杖ってすごく違和感があります。リハビリ室に入ると、じっくりとマッサージをして頂きました。1ヶ月動かしていない筋肉を、もむほぐしているのは理解できるのですけれどねぇ。担当の理学療法士さん、もしかして人が痛がってるの面白がっています。そう勘繰りたくなるように、うなっている私を見て喜んでいます。
次に椅子に座らされて、ヘルスメータの上に左足をのせます。ヘルスメータの目盛りは、5・6キロといったところです。理学療法士さんはその目盛りを確かめた後、足の下にソフトボールほどのボールを置きます。そのボールを前後に、ゴロゴロ。これで足首の柔軟性を出すのやら、アキレス腱を延ばすのやらです。
次に、平行棒のようなところで20キロ加重の歩行訓練です。ヘルスメーターに普通に足を置いただけでは、10キロに届きません。静かに体重をかけていき、一瞬だけ20キロ。これを15分繰り返します。同じことを松葉杖で15分。後はリハビリ室を何往復化して終わります。
リハビリを開始してから終始、かかとが痛い。足首全く動かないことにも驚きましたが、何故かかかとが痛い。
「今日ギプツとったばかりですからねぇ。今は久しぶりにいろんなとこ動いてすれて痛いんですよ。
皮膚と筋肉、筋肉と筋とか。かかとが痛いのは、アキレス腱の最後がかかとですからね。痛いのかもしれません」ですって。
リハビリの最中はそれも何ともなかったのです。家に帰ってきてら緊張が解けたせいでしょうか。かかとは痛い、傷口も痛い。きれいについているという傷口は、グロテスクです。まだとことどころ黒くて、血がにじんできそうな雰囲気です。シャワーを浴びるときには、気休めに防水絆創膏を貼ってみました。
おそるおそる左足にお湯をかけてみました。お湯がしみて痛いという事はありませんでしたが、洗っても洗っても垢が出てきます。とても1日で落ちきれそうもないので、ある程度で諦めました。数日かけて少しづつ落としていく必要がありそうです。
ギプツは取れたのに、今まで生活は変わりません。それよりも、かかとは痛いし、再断裂の恐怖はあるし、それでも自宅でリハビリしなくちゃいけなし、です。
あと2週間で、普通の生活に戻れる気がしません。




