最終話。そしてまた、リラックス。
なんか、お終いです。
ガンゲイルから戻ってくると、ソニエルも不思議のダンジョンから戻って来ていた。
「どうだった?良い物見つかった?」
「おーう。バッチリだぜい。」
死にかけの様子だが、ソニエルがサムズアップしてくる。
レスポールが回復魔法をかけ続けている。段々ソニエルの顔色が良くなってくる。
お母さんのレスポールは、回復魔法が得意だ。
お母さんなんて呼ぶのが失礼なぐらい、本当は若い。
でもね、見た目がウサギさんなんです。それもディフォルメ無しで。
本人の意思で決めたルックスなんだろうけど、これは流石に如何なものでしょうか?
「ちょっと待った〜。」
サウスが叫ぶ。
「この状態って、本当に自由な生活って呼べるのか?毎日集まって、ダンジョン攻略を見守って、帰って来たら報告を聞いて。」
「俺たち、一生懸命にやる事に慣れ過ぎていないかい?集まって、自分の番になったらいつも通り頑張って、死にかける迄ファイト、ファイト、ファイト。
そんなの、俺たちの目的じゃないだろう。」
そんな、
【屍肉の掃除人】サウスに言われても…
でも、そうだった。今回はみんなでまったり異世界ライフを楽しむのが目標だったんだ。
「うん、間違ってた。お金足りなくなったら、みんなで稼ご〜。それまでは、みんな自由に楽しく暮らそ〜〜。」
パパとママとお兄ちゃんと約束した。時間の取れる時は午後5時からみんなで散歩する事を。
「オジサン、こんばんは。」
「おお、リローちゃん、今日は何か良い物在るのかね?」
「残念。今日はお爺ちゃんの日よ。村の入り口でやってるから見に行ってね。」
リローの一家は今日も元気が良い。
短編書くのって難しいね。
また試してみる。






