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2話 俺のアンリアルな力は、止まりません

第2話 

 気づけば俺はいつも通り放課後、本屋に行き「メガポ」を買い読みながら歩いていた。何も起こらず平和に家まで帰りその後もずっと読み続けた。

 ――――幸せだった

 なんとなくだが誰かの声が聞こえる、なんだろう何て言ってるのだろう

「おいっ流穂、起きろ!! おいっ!」

 ダメだ、よく聞こえない。

「起きろって、流穂! 朝だぞ、もう9時だ」

 目を開けると髪の長い美男子が立っていた、シュウだ

「……あれ、ここどこ? ていうか、あれメガポは?」

 それでもまだ良く状況が理解できない

「いつまで寝ぼけてるんだ、もう朝食は出来ているぞ。さっさと顔を洗ってこい」

 そうだった、俺はこの世の中を変えるべくテロリストとゲームをしなくていけない。昨日は確かポーンの力をダウンロードして、その後はシュウの住むマンションの部屋に泊ったんだった。

 すっかり忘れてた、またアンリアルな現実が戻ってきた

 あ~俺の平凡な高校生活、平凡な青春はどこへ消えたのだろう

 そう思いながら顔を洗い、寝癖を少しなでシュウのいる方へ行った

「うわ~すごい、これ全部シュウさんが作ったんですか?? 強いのに料理も上手何て俺とはまるで住む世界が違うな~」

 食卓に並ぶのは美味しそうなスクランブルエッグ等々。俺のいつもの朝食とは比べものにはならない。

 お腹が空いていたのか、俺は少し勢いよく食べ始めた

 食べ始めてしばらく沈黙が続いた、時々ホークやスプーンが食器にあたる音したがそれだけだった。こういう雰囲気は少し苦手だ、思い切って俺から話かけてみた。

「シュウさんはどうして東京に来たんですか?仕事の都合か何かですか?」

 するとシュウはしばらく俺を睨んだ、その鋭い目は俺の心の中をまるで見透かされているようだった

「流穂、俺が社会人に見えるか??」

「え、あ、違うんですか??」

「お前にまで言われるとは……まあ確かによく大人と見間違われるが俺はまだ高3だ、今年からな。何もなければ本来、お前と同じ青南に通うはずだった」

 俺はびっくりした! シュウは同じ高校の先輩にあたる人だった……

 しかも1年しか年が違わないのに、あまりにも何もかもが俺とはまるで天と地の差だ

「……えっと、その~仕事の都合とかいってすいませんでした、シュウさん、いやシュウ先輩」

「お前も青南か、そういえば昨日着てた制服はあの学校のだったな」

「あ、はい、いちお。だからこれからはシュウ先輩って呼んでもいいですか?」

「シュウ先輩か~、なんか違和感がある、今まで通りシュウさんがいい、いやシュウさんにしろ」

「あ、はい 分かりました。シュウさん。」

 でも俺にとっては、シュウ先輩のほうがなんとなく呼びやすかった

「ところでお前はどうなんだ、流穂」

「え、何がですか?」

「東京にはいつ引っ越してきたんだ? 昨日の会話からだとバーストエクリプスよりも後に来た感じだったが――」

「はい、つい最近というより今年の初めです。シュウさんと同じ時期ですね。父の仕事の都合で来ました。俺と妹と母、まあ家族で東京に来たってわけです。」

「そうか、父親の仕事か、」

「でも引っ越し早々、父は行方不明になってしまいそれから1週間なにも連絡は来ませんでした。 1週間後やっと父から電話がありました。でも父はただ自分は無事だから心配するなとだけ言ってこちらの反応もまたず電話を切りました。それっきりです…」

「そ、そうか。それでお前の父親の名前は?」

「え、名前ですか? 雄一です、神山雄一です。」

「――――まさか本当だったのか、神山雄一、間違いない」

「え、何ですか?俺の父がどうかしたんですか??」

「い、いや別に何でもない……そうか大変だな、親父さん早く帰ってくるといいな。何もなければいいのだが」

 シュウはやけに慌てていた、 どうしたのだろう

「ところで他の仲間の方々はどこにいるんですか?」

「あ~あいつらなら、もうすぐ帰ってくると思う」



 

 流穂たちのいる場所から10キロほど離れた六本木では――

 キラッ

 何かが光った、同時に周りの景色が一瞬で火の海に変わった

「ねえ、マジでこんな派手にやっていいの?? あとで弁償とか言われたらヤバくない??」

「ノープロブレムだぜ ルシア、俺たちは正義のヒーローなんだぜ! テロリストつぶしてんだぜ!! な~キング??」

「俺の名はキングじゃない、天美ヨウだ!! これで15回目!」

「まあ、そんなネームごときでアングリーになるなよキング~」

「――調子に乗ってるとやられるぞ」

 黒装束の大男が地面をつきやぶり、そのままルシア「ビショップ」へ襲ってきた。

 大男は行き成りルシアを殴りつける、彼は頭を伏せてかわし、空へと飛んだ。

「そんな単純な攻撃は、俺の5歳のいとこでも喰らわねーよ!!」

 そう言うとルシアは右手から黒のオーラをだしそのオーラは一本の長い槍へと変化した。

「パワーだけじゃ、ビショップの駒は取れないぜ!! 出でよ、グングニル!!!!」

 ルシアの足元に円形のオーラが出た、それを蹴り付け勢いよくジャンプした。

 大男めがけて、ルシアはそのグングニル「オーディンの槍」を投げた。

 投げると同時に槍から出た封印の光が大男の手足を縛り付け、そのまま身動きをとれなくした。黒いオーラをまとったグングニルは斜め一直線に飛び男の腹を貫いた。

「――――うぐっ、ううっ」

 必死で槍を抜こうとするがルシアは槍の先を足で蹴り押しさらに深く男の腹へと突き刺した。

 ポタッ―――ポタ、ポタ、ポタ――――――――

 男の口から少しずつ血がつばのように垂れていった、何も言わずそのまま頭が下がる。

「終わったか……げっ靴に血がはねてるし、最悪」

 そう言いながら刺さっていたグングニルはルシアの胸に光となって戻っていった。

 

下ではキングの天美が他の男と死闘を繰り広げていた、お互いジークンドーのような格闘技を使い普通の人間には見えないほどの速さで戦闘中。

 「おいおいキングがこの程度とは!! 俺らのキング、レオとは比べものにならないな~~。ここまでだ天美ヨウ! お前なんか死んじゃえ!!!」

 目が血走りキチガイのようになった相手の男は両手を広げ前に突き出した、ただそれだけでその男の目に映った全ての景色が一瞬で爆破した。

「くっ、あと5分か。手を抜きながらの戦闘は妙にやりずらい……」

 天美はそうつぶやきながら、爆破から逃げた。

 少し離れたビルの上ではルークごとヒビキが数人のテロリストを片付けていた。

「シット!! どうして俺だけザコと遊ばなきゃいけないんだ!!」

 そう言いながら10~20人のテロリストを一瞬で地の底へと叩き潰した。

 ……………カチッ

 何かが鳴った

 戦っている相手同士の間に青く透き通るような壁が立ちふさがる

「ちっ時間か、あと少しだったのによ!」

 壁が立ちふさがりながらも天美はまだ相手を睨み続けていた。

「今回はもう終わりだぜキング! ゴーホーム だ。 今度は必ずあのキチガイ、キルしようぜ」

「………………あぁ」

「俺はいちお一人やったけどな」

 そう言い合いながら3人はどこかへと消えた。





「はぁ、メガポ読みてぇ~、ていうかいろいろあって最新巻どこかに置いてきちゃった…」

 俺はそんなことを呟いていた

「メガポか~ミーも2巻までリードしたことあるぜ、けっこファニーだよな~あれ」

「ファニー? あぁ面白いってことか、ですよね~。 って誰ですかあなた???」

 俺は思わず答えてしまったが、そんな事はまさかシュウが言うわけない。ていうか俺の後ろに金髪で長髪の背が高く割とイケメンな男が立っていた。

「ははは驚かせてソーリーソーリー! ユーが例の神山流穂、ポーンか??」

「え、あ、はい。 どうしてそれを?ていうか誰?」

「シュウから全部聞いた。…それにしても軟弱な体だな~。」

「ふっお前が神山流穂か、ダメだな」

 向こうから声がした、赤い髪をして目がわりと大きく俺より少し小柄な青年? いや少年? 分からないが口は少し悪いようだ。

「……君が流穂君か、これから頼む」

 そう言ったのはその横に立っていた長身でメガネをかけた男。シュウに引けを取らないぐらい全てが美しかった。

「え~と~皆さんは?? その……仲間ですか?」

 その時、シュウがリビングへやって来た。

 ……しかも後ろには今まで俺が見たこともないような美少女を連れて

 え、シュウさんの彼女?

「おうっみんな帰ったのか。 流穂、お前はまだみんなの事知らなかったよな。いちお紹介するか」

「ヘイ ボーイ! ミーの名前は六角ヒビキ、ヒビキって呼んでくれ!! ちなみにミーの力はルークだ。ターゲットの方向へ一直線へ突き進み絶対に喰らいつくす、この自慢のパワーでな!!」

 ヒビキは自慢げにそう言うと、俺の肩をたたき言った

「これから宜しくな、相棒!!」

 すごい変わってる人だと思った、でも……

 俺は少しホッとした、この人となら大丈夫だ…と

「ヒビキは相変わらずだな。まあ、いいけど。 俺はルシア、ビショップの力を持っている、自分で言うのもアレだがこの中で一番強いと思う。あと俺はお前の事まだポーンとして認めたわけじゃない。いいな」

 ルシアは冷たい目で俺を見た。でもこういう感じの目線はけっこ慣れている、学校ではいつもこんな感じだからだ。

「初対面でそれは無いだろルシア。悪いなこういう奴だけど、根は多分優しいと思う。」

 そう言ってきたのはあの長身でガネをかけた美男子

「俺は天美ヨウ、キングの力を持つ男だ。分からない事があったら迷わず聞いてくれると嬉しい。」

「あ、はい。有難うございます。」

 やはりキングだけあってルシアやヒビキとは少し雰囲気というか迫力が違う。

「おっと、もう一人いる。 クイーンだ」

 シュウは突然そう言って、後ろに立っていたあの美少女を軽く押した。

「…………えっと、わ、私、シオン。シ、シオン春奈です。い、いちおクイーンです。」

 小さく柔らかい声で彼女はそう言った。してゆっくり俺の目を見た……

や、ヤバい こんな天使がこの世の中に存在するなんて

 透き通るような肌、細くデリケートな手と足。顔はなんて言っていいか分からないがとにかく天使のようだった。青く少し銀色の入った長い髪…

 こんな子がクイーンだなんて、いやこんな子だからこそクイーンなのか

 そう考えながら思わず見とれてしまった、

 ま、まずい!

「おい流穂、なに見とれてるんだ!お前に彼女はないだろ。ていうかハードルが高すぎる」

 シュウは俺を睨んだ、でもなぜか彼の目は俺の目を見てるようで見てなかった。微妙に視線がずれていた。

「流穂、ユーはこーいうのがタイプなのか??」

 ヒビキは俺をからかった

「ち、違いますよ。 ただ綺麗だな~って」

「ユー、ダイレクトに言い過ぎだよ!! そうか流穂は見た目によらずプレイボーイだったか!!」

「い、いや、意味わかりません。俺はただ…」

「みんな聞いてくれっ」

 行き成り言い出したのはヨウだった、手にはスマホのようなものを持っている。

「たった今、シーカーズから新たなゲームの招待状が届いた。」

「しょ、招待状??」

 俺はどういう事か分からなかった。

「お前にはあとで説明する、取りあえず聞け」

 そう優しくシュウは俺に言うと、ヨウはまた話し続けた。

「9日後の午後2時、秋葉原スタジアム。ゲーム参加者数4人。どちらかのチームで1人死ねばゲーム終了、相打ちで両方死んでも同じとする……以上だ。」

 ヨウは厳しい目をしながらそういった。

「つまり4vs4で相手を一人殺せばそこでゲーム終了って事か、へっ楽勝だぜ!!」

「油断するなルシア、この前のゲームのようにはいかなぞ!」

「偉そうなこと言うじゃねーか。確かにあんたはキングだけど、あんたの力は戦闘には向いていない。俺のビショップの方がより優れている。」

 ルシアはそう言うとヨウを睨みつけた。

 しばらく沈黙が続く

 俺はまた居たたまれなくなって、つい話してしまった

「あ、あの~よく理解できないんですけど。どういう事ですか?」

 みんなが俺の方を見た、

「流穂、お前も知ってのとおり約1か月ほど前シーカーズの連中は俺たちの様子に気づき脅迫状を送って来た、6VS6のチェスゲーム。 でも実際は違う、事前に奴らの得意な場所を選び、時間も決め、かつ何人で戦うなどと細かいルールを書いたゲームの招待状が届く。俺たちはそれに従わないといけない、今回は9日後の午後2時、秋葉原スタジアムで4VS4、ルールは知ってのとおりだ。俺たちがこの条件1つにでも従わなかった場合はこれもゲーム放棄とされ日本全体にバースト・エクリプスを実行するつもりだ。」

 シュウは悔しそうに俺に説目した。

 事情は分かった、もうやるしかない。

「流穂君、君のポーンの力を確かめるために今から俺たちとバトルトライアルをする。」

「え、バ、バトル?? 俺が?」

「あ~まだ我々は知らないからな君の力を、それでは実戦のときに困る、まあついてこい」

 そう言うとヨウは窓を開け行き成り空を歩き出したそのまま勢いをつけ遠く見えない方まで跳んだ、足元からは丸い円型のオーラが出ていて多分そのおかげで空中の上を歩いたりしてると思う。」

「げっマジかよ」

 思わず呟いてしまった、

「大丈夫だ、お前だってできる。」

 シュウは後ろからそう言って俺の背中を強く押した。」

 うわ~っ!

 俺はビルから落ちた、でも落ちてる感じがしない。ゆっくりと目を開けてみた、俺もさっきのヨウみたいに円型のオーラの上にいた。

「流穂、そのまま歩いてヨウの所へ行け。」

 俺は恐る恐る一歩ずつ一歩ずつ歩いた、

 10分後、なんとかヨウのもとへ着いた。

「遅いぞ、そんなスピードではすぐに殺される…」

 俺はやれやれと思った。 

 周りを見渡すと俺はヨウと二人野球球場の中にいた、

「……こ、ここは?」

「ここならいくら動いても大丈夫だと思ってな、それじゃ流穂君、いくよ」

「えっ?」

 ヨウは行き成り俺を回し蹴りで観客席の方へとぶっ飛ばした。

「くっ、いってな~」

 本来なら死ぬが、ポーンの力がこの体内にある限りこの程度では死なない。

「俺の手1本でも地面に付けさせれば君の勝ちだ流穂君、それまではここから帰れると思うなよ」

 そう言い終わるか終らないのうちに、高く跳び天井を踏み台に俺の方へ向かってきた

「グアッ~!!!!!」

 腹にもろにパンチを受けた、そのまま観客席はぶち壊れ、俺は下へと叩き付けられた。

 俺は必死で起き上がった、その時……

 不思議なことが起こった。俺が起き上がるとき思わず近くの手すりを強く握った。その瞬間、握っていた手すりは白く光りゆっくりとひびが入り粉々に割れてしまった、まるでガラス細工のように。

 その時何かを感じた、俺の体内に何かが流れ込む感覚

 試しにそこらじゅうの物を強く握ってみた、さっきと同じように白く優しく光り粉々に割れた。 何か力みたいなのが体内に流れているのを感じる

「流穂君! いつまでそこにいる、逃げ出す理由でも考えてたか」

 と言いながらヨウはさっきと同じように俺の顔面を狙い回し蹴りをした

 ―――――――――ビュンッ―――――――――

 風を切る蹴りの音っがとどろいた、でもそれだった

 そう俺はかわした。下にしゃがみ、あの高速のキックをかわした

「――なっ、」

 ヨウは驚いたが、つかさず体制を変え踵落としで俺の頭を狙った

 ――――――――ドゴッ!!――――――――――――

 踵落としが何かに当たったような音、でも違う。俺の頭じゃない

 俺はその重い攻撃を両手で押さえた

「くっ!!」

 体制を変えようとしたヨウだが俺はそのまま足を離さないし離させない

 これなら勝てると思った、がもう少し自分の力を確かめたかった

 つかんでいたヨウの足を上えと思いっきり押した、同時にヨウの体は天井へ吹っ飛んだ。

「グハッ!!」

 ヨウはそのまま、しばらく動かなかった

 ヨウは目をつぶったまま、まるで死んだようだった

 やったのか?? やっちゃったのか俺??

 心配になり、ヨウのとこへと跳んだ

「あの~ヨウさん? その~生きてますか?大丈夫ですか??」

 ドンッ!!

「うぐっ! 」

 ヨウは行き成り腹をストレートで殴り、そのまま俺は数十メートル先の壁へ飛ばされた。

 口からは血を吐き出した、

「おかしいな、パンチの威力がさっきとはまるで違う――」

「油断するな、さっきまでのは軽いウォーミングアップだ」

「なるほど、うぐっ。なら俺ももっと強くなっちゃいますよ!」

 俺は横の壁にそっと手を触れた、壁はさっきと同じ現象で割れた。

 体内にはまた何か大きいものが入った感覚がした。

「―――なるほど、おもしろい」

 ヨウはにやりと笑いものすごい勢いで俺へと接近した

 俺も負けぬ速さでいった

 ―――――――キーン、がガッ、ガッ、ガガガッ、ビューン――――――

 ヨウと俺は目にもとまらぬ速さで撃ち合い続けた、

 でも若干ヨウの方が押してる

 俺はまた観客席の方へとぶっ飛ばされた

 でもつかさず空へ飛び天井に手を伸ばした、そうここまで大きい物体ならきっと

 手で優しく触った、ヨウも跳び俺の方へと向かってきた

 これで勝負は決まる、ヨウが先に俺をつぶすか、俺が先につぶすか

「君はあまいぞ!! 流穂君!!!!」

 ヨウの拳は俺の顔面まできた

「お、俺のアンリアルな力は――――――止まりません!!!!」



    ―――――――――スドッーーン―――――――――

 

 辺りは静まり返った

 かすかに聞こえる声

「くっ、まさかここまでとは」

 ヨウは悔しそうにそう言った

 そう、この勝負俺の勝ちだ。神山流穂の……勝ちだ

 青いオーラで包まれた俺の拳は、ヨウのより先に腹をついていた

 静かにヨウは落ちていく、そのまま倒れた



 


  ――――――場所は変わって東京スカイツリーの屋上では


「今度のゲーム、例の新人ポーンが来たらいいんだけどな~」


「あいつとやるのは俺だ、お前はキングとでも戦っておけ。」


「ちっ相変わらず冷たいな~――――――――――――レオは」

  

「……神山流穂、神山雄一の息子。楽しみだ」


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