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この人を探さないでください  作者: 天姫乃みこと


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第16話 『橋本雅俊』逮捕

「筒井さん、それは長谷川さんじゃないです・・・」

「はい、お気持ちはわかります。まだ正式には、長谷川と決まっている訳ではありませんこれから鑑識をして・・・」

筒井さんの表情を見て私は我慢できなくなりつい笑ってしまった。

「中森さん?」

「いや先走りですよ!それに長谷川さんは生きてますし」

「はい?」

無理もないだろう、長谷川さんには警察には教えるなと言われていたから。すると、長谷川さんから電話が来た。私はわざとらしく電話に出た。

「もしもしー?長谷川さん?今?警察署。わかった変わるね」

私は電話を筒井さんに渡した。筒井さんは怪しそうに殿をを受け取り、長谷川さんの声を聞いたのだろう。泣き始めた。

「お前、生きてたのかよ・・・」私はそれを見て少し罪悪感を感じた。その後、筒井は元に戻り電話を続けた。

「それで今どこにいんだよ?・・・埼玉の廃ビル?」

少し間が空いた後「うそっ!わかった!今すぐ向かわせる」そう言って筒井さんは私のスマホごと走り始めた。

「私のスマホ!」

「あぁ、すみません!」スマホを返されて私は、仕事を終えてホッとした。



その後、警察総出で、埼玉にある廃ビルに向かった。

そこにいたのは、グルグルに縛られた橋本と、余裕そうに立つ長谷川の姿。

「よっ!待ってました。遅かったね」

「長谷川!」

「早く連れてけ」橋本が警察官に連行されていく中、俺は長谷川と話をした。

「何がどうなってるんだ」

「いやーこの1ヶ月大変だったよ」

「いいから話してくよ!」

「そういうのは警察署で事情聴取だろ?」

その後、我々は警察署に戻った。その後、俺は長谷川の事情聴取をしようとしたが、上に止められて。俺は何もする事がなかった。


取調室①

「長谷川、詳しく話せ」

「その前にあれは約束してくれるのか?」

「あれ?」

「勿論、あれだよ」


取調室②

「橋下雅俊だな」「・・・」「橋本!」「・・・」


取調室①

「よし、じゃあ、あの日から話そう。俺は、あの日命からがら逃げ回った。その後姿をくらまし、独自で橋本の調査に当たった」

「一体どこで何を?」

「まず俺は、あいつより先にある場所に向かった。レンタカー店。そこで長谷川を確認」

「待て、なんで居場所がわかったんだ」

「俺のスマホケースさ。ケースにGPSが埋め込んでて橋本は俺のスマホを電源を切って持ち歩いてた。その後、スマホを捨て現場から離れた場所に捨てある場所に向かっていた」

「廃ビルか?」

「いや、銀行だ。そこでお金を下ろし、レンタカー屋に向かい橋本は車を降りた。そこからは徒歩だった。そこで俺は長谷川と再度接触をした」

「何?何を話した!?」

「俺は、長谷川に事件の真相を聞いた」

「彼は何て?」


取調室②

「橋本、話せ!」

「・・・悪いのは、山口だ」

「山口?山口ってのは最初の事件か?」

「・・・」


取調室①

「それだけか?」

「そう」

「その後は?」

「何も言わなかった」

「何でその時に通報しない!」

「俺は、真実を知りたかった。だからアイツを信じ、最後まで付き合う覚悟を決めた」

「・・・でその後は?」

「彼は最近の現場に向かった。石川さんの住んでいたアパートが見える近くに来た」


取調室②

「楽しかったな〜美来には助かったなー。美来のおかげで住む場所も誤魔化しができたからな〜」

「お前が殺害しようとした、石川美来か!?」

「・・・山口のせいだ」


その後、僕は空き家に向かった。

「橋本、関口さんは」そう聞かれたのでこう答えた。「彼女、仕事場まで押し寄せてきて私の名前を大声で叫んだんです」「それで殺したのか?」

「いや、その後、何度も会社に電話をかけて来てしかたないから会おうってなったんです。それで僕の過去、僕の殺した人の中にアイツの家族がいたこと。美来に真実を告げると。そう言ってきた。僕は、そんなのは嫌だった。美来は関係ない。だからやめてくれって、お願いした。・・・そしたらアイツが僕の首を絞めてきて、僕は、咄嗟に突き返した。その後バランスを崩して後ろに倒れた。そして馬乗りになって手に持っていた袋で・・・」

「そう・・・」


取調室②

「その後は、どうしたんだ!?」

「・・・明日話す」


取調室①

「そうかそれでその廃ビルに向かったのか」

「そういう事。これであの1ヶ月の全ては話した。アイツも話しただろう。さぁ俺は帰る」

「わかった。協力に感謝する」


そうして俺の聴取は終わり、ロビーで待っていた中森と合流。

「長谷川さん!」

「中森、心配かけてすまなかったな」

「もうほんとですよ」

「石川さんは?」

「今は生活費を稼ぐってことでアルバイトしてます」

「そうか」

「彼女にも安全になったと伝えないとな」

「そういえば!目撃者からの連絡どうするんですか!?」

「あ!忘れてた!」

「連絡が殺到して困ってます!」

「わかったわかった当分はそのお礼私に回ろう」

「わかりました。付き合います」俺たちは帰路に着いた。

「無事に解決して良かったですね」

「うん。でも大変なのはこれからだよ。死人に口無しの状況でどれだけ真実を解明できるか」俺はそういい中森と一緒に事務所に戻った。

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