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この人を探さないでください  作者: 天姫乃みこと


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13/20

第13話 ネオナオチャンネル 登録者数80万人 

余計な事をやりおって

「世界の陰謀を説き明かす!あなたの身にも危険が!?ウソかホントかわからない身近に潜む謎に迫る!どうもミスターネオです!ナオです!お願いしまーす」派手な興味を引くオープニングと独特なノリで動画がはじまった。「今日のトピックはこちら」画面に3つのトピックが映し出された。

「1つ目は、日本の経済危機!?世界各国から非難の声。2つ目は、地球外生命体が声明を公開。最後3つ目が、凶悪殺人鬼のなぞに迫る。となっております」

「は〜い!」

「どれからまいりますか?」

「そうですね、どれも良いんですが、ちょっと軽めの3つ目にしましょうか」

「分かりました」場面が切り替わり声にノイズが掛かる。

「凶悪犯の謎に迫る」声は戻り、2人が映像に映し出される。

「皆さんこちらの事件は覚えていますでしょうか?」

「お?」

「東京都ウォーターサーバー営業所殺害事件」

「あーありましたね〜」

「この事件は今から約8年前に起きた事件になっておりまして、大量の犠牲者を出してしまった事件なのですが」「はい」

「実は、この犯人はまだ捕まっていないんですね」

「え!?まだ捕まってないんですか?」

「はい、一説にはもう亡くなっているのではないかと言われてますがとある情報を独自に入手いたしましたので深掘りして行きたいと思います」

「はい!」

「まずですね、犯人の名前は、『橋本雅俊』という名前で事件当時25歳でした」

「ほー」

「実はこの事件ある謎の組織が絡んでいるのではないかと囁かれております」

「あれですか?フリーメイソンとかいう」

「残念ながら今回はフリーメイソンではございません。その謎の組織と言われているのは、『黒書院こくしょいん』と呼ばれる秘密組織で表向きでは『正道会せいどうかい』という宗教団体で活動しているのですが犯人の橋本は、その宗教団体に入信しており、そこで黒書院のメンバーになり、呪術や謎の儀式を行っていた可能性が高いとされています」

「なんか不気味ですね」

「はい、そして橋本は呪いで人々を◯害し現在なお逃走中となっております」

「呪いで殺すことができるんですか?」

「一応、僕の知り合いの霊媒師の方曰く可能になっているそうです」

「ほへー恐ろしいですね〜」

「そして、実はもう一つ恐ろしい現象が起きております」

「現象?何?」「皆さんこちらの画像をご覧ください」画面に不気味な似顔絵が映し出される。

「こちらの画像ですね。実は、呪いの画像と言われてまして」

「えぇ!?」

「この画像を見ると5日以内に死んでしまうという恐ろしい噂がありまして、実際にこの画像を見た人が次々に亡くなっているという証拠があります」

「証拠があるんですか?」

「はい、こちらのサイトをご覧ください」取材記録が残されていた。

「こちら、とある取材記録なのですが、最後に編集者の『関口ひとみ』が遺体となって発見されました。と記載されており、こちらは、ニュースでも取り上げられました」

「嘘!?」

「そして、村上哲弥さんなんですがこの人の遺体のポケットの中にこの似顔絵が入っていたことがわかっておりました」

「えぇ?まずいんじゃないの?」

「ですが!これは全くのデタラメでございます。ご安心下さい」

「良かったー」

「実際には不慮の事故として記録がされております」

「じゃあの画像見ても大丈夫なんだね」

「はい」

「それでこの橋本ってやつは、どうなってるの?」

「これが独自で入手した情報ですが」

「なになに?」

「橋本容疑者はまだ生きている事が判明致しました。そして現在なお逃走中」

「えぇ!?危険じゃないんですか?」

「はい、そうなんですが、ここでですね、皆さんにお願いがございます」

「え?」

「この橋本容疑者の目撃情報を当チャンネルにご報告ください」

「え?どうしてですか?」

「実は私の知り合いが、橋本容疑者の行方を追っておりまして、目撃情報をくれた方に賞金5万円を贈呈するとおっしゃってまして」

「えぇ!?賞金が出るんですか?」

「はい、ルールは、写真と目撃地域を特設サイトにお送りしていただき、投稿、その後確認出来次第賞金をお送りするという流れになっております」

「って事はすぐにではなく少し時間がかかるわけですね」

「はい、くれぐれも身の危険を晒すような行動はしませんようにお願いします」

「そうですね」

「期限は今から2週間になっております。ぜひこの人を”探してください”。ご協力お願いいたします」「お願いします」

「さて次のトピックに参りましょう・・・・」


僕は、このチャンネルのヘビーユーザーだ。面白い・・・橋本を見つけて捕まえれば僕はヒーローだ!それから僕は橋本の捜索に向かった。


この物語はフィクションです。

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