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異世界天使『俺が〇〇天使だって?』  作者: りんご!みかん!
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第17話 家と土地の購入。灯火魔法・飲水魔法・暖風魔法

 そして、2つ目の家に着いた。

 ‎

 その家を見てみると、外は最初の物件と同じ大きさであるが、家の横に馬車のおける庭があるスペースのみだった。

 ‎2階に何個か部屋があるようだが、さっきの家に比べると、部屋数が少ない。そして、お風呂がない。



「家は、最初に見たところにします」



 10件ほど、見せてもらった。

 最初に見た物件は、隣の土地も合わせて9000万円という価格だった。


「ありがとうございますぅー」


 1度、不動産屋に戻り、お姉さんにお金を渡した。

 ‎お姉さんは俺に家と土地2つの権利書を渡した。


‎ 1階の構造は、1人部屋と2人部屋。お風呂、食事を提供するためのテーブル席。キッチン。

 2階の構造は、階段を登り3人部屋~5人部屋。


 100人は泊まれそうな広さの宿屋だ。


 


「とりあえず、宿屋の名前を決めます」

 


 宿屋を経営するなら、いろいろと準備が必要。

 まずは、宿屋名を決めることにした。

 ‎うーん。。。悩むなー。どうしよっかなー。


 いろいろな案が出てきたが、『迷える子羊の宿屋』に決まった。

 この異世界は漢字がないため、看板には『まよえるこひつじ やどや』となる。


 俺は、取り外されていた看板をエンジェルフォンで撮影し、店名を入れた。

 宿屋の分と、前庭の通路側に立てかけるように一つ置いた。


 看板を作った後、ぼーっとしていると。

 ‎


「まよえるこひつじ、面白いお店ですね。何か聞いたことがあるような」



 偶然、通りかかったお姉さんから話しかけられる。

 何かを思い出そうとする素振りが可愛いく感じる。


 緩いふわふわの巻き髪。

 髪の色は薄い黄色いわゆるバニラ色。 

 茶色い瞳の優しげなタレ目。


 唇の下のホクロが、なんだか妙に色っぽい美貌を誇る女性がいる

胸がすごく大きい。

 ‎今でも、着ている服の胸元が弾け飛びそうだ。


 胸元のホクロがセクシーさを増している。

 愛がいっぱい詰まっている愛カップIカップとでも言うのだろうか?


 ‎今まで生きてきた中で一番大きいのではないかと思う。

 ボンッキュッボンの三拍子揃っている。

 グラマーだ。


 柔らかそうで、触りたくなる。

 触りたくなる。


 くっ……! あの胸が。あの胸が俺を呼んでいる。

 こっこれは、おっぱいって偉大だな。


 仕方ない。仕方ない。仕方ないよな?

 誰かに心の中で確認する。


 ‎俺がジロジロと見ていると、視線に気づいたのか、ウィンクをして、両手で胸を隠した。

 ‎

 その際、手にまったくおっぱいが収まり切っていなかった。

 ‎もう頭の中がおっぱいで、おっぱいおっぱいだよ。

 


「美味しく、あまい料理をご提供させていただきます。営業を開始いたしましたら、ぜひご利用ください」

 ‎


「そうなの?じゃぁ、また、顔出しますね。楽しみにして待ってます」

 ‎

 俺に話しかけたお姉さんはそう言うと歩いていった。 


 よし、まずは、15時のおやつに、あれを作ろう。

 まぁ、作るとは言ってもエンジェルフォン頼みなんだけどね笑


 たまごとミルクはクミルの村で少しだけもらってきている。

 ふわまるパーティが荷馬車に乗っていたから、小さめの樽にミルクは入れてもらった。


 砂糖はシャノンが購入していたからある。


 バニラ・エッセンス。バニラと言うラン科バニラ属の蔓性植物から作られる。

 エンジェルフォンで撮影済みで作成できることが分かっている、 というわけで、プリンを作ろう。



『クッキングタイム笑笑』




 はいっ、できました。


「おやつの時間だよー」


 部屋の空気の入れ替えをすると言い家の中を動いている2人と一匹に聞こえるような声で言った。

 2階に上がっていたようで、ショコラが階段からジャンプして降りてきた。

 その後に続いて、シャノンとソフィーが降りてくる。



 「これは何ですか?」


 「にゃぁー」


 ショコラがおいしそうに食べ始めた。

 スプーンの扱いホント上手だよな。


「プリンだよ」




「プリン美味しいです。ぷるぷるして甘くて、食べたことない味です」


「幸せな味でしゅ」


 女の子達は一口食べた後、顔をだらしなく『ふにゃぁー』とした後、大事そうに少しずつ食べ始めるシャノン。


 ソフィーは、私なんかがこんなおいしいものをいただけるなんてと言っていた。

 ソフィーは、産まれた時から無能者と言われていたようだ。


 この異世界では、どんな職業でも、灯火魔法、飲水魔法と言った風な生活に便利な魔法を覚えているらしい。

 そんな誰でも、覚えている灯火魔法あるいは、飲水魔法すら覚えれていない者を無能といい卑下するらしい。

 

 小さい頃から無能と言われ、自尊心が乏しかったソフィー。

 7歳の頃に、両親によって奴隷商店に売られてしまったようだ。


 因みに俺もシャノンも無能なんだよね笑。

 その解釈だと、灯火魔法も飲水魔法も覚えていない。

 

 シャノンの亡き弟は、生活魔法の一つである暖風魔法を覚えていたようだ。

 これは、シャノンの説明によると、ドライヤー的な感じ。


 髪を乾かすのにも便利だし、シャノンの弟は小さい頃は、おねしょをこっそり暖風魔法で隠蔽していたらしい。

 家族は気づいていたようだけどね笑笑


お読みいただきありがとうございます

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