のろのろ
秋も半ばの18時
陽は山の向こうに沈み
街の所々に明かりが灯る中
駅のホームは帰路に就く人まみれ
他より速い電車の到着まであと3分
人々のため息と苛立ちの横を
数両連なった鈍色電車がのろのろ通る
人っ子一人乗っていない
空っぽの車両に明かりをつけて
身動きできない群衆に
笑顔で手を振り
横をゆったり歩いて行くかのように
ゆったりのろのろ走って行く
駅の雑踏と街の喧騒の中
何となく場違いで
何処か可愛らしい
のろのろと走る
鈍色電車
秋も半ばの18時
陽は山の向こうに沈み
街の所々に明かりが灯る中
駅のホームは帰路に就く人まみれ
他より速い電車の到着まであと3分
人々のため息と苛立ちの横を
数両連なった鈍色電車がのろのろ通る
人っ子一人乗っていない
空っぽの車両に明かりをつけて
身動きできない群衆に
笑顔で手を振り
横をゆったり歩いて行くかのように
ゆったりのろのろ走って行く
駅の雑踏と街の喧騒の中
何となく場違いで
何処か可愛らしい
のろのろと走る
鈍色電車
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